明日で地球は終わらない

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マヤ暦による人類滅亡説を題材した映画「2012」が不安を呼んでいる。アメリカでは恐怖に駆られて、NASAに問い合わせをする人が続出しているというし、今日のlivedoorブログのお題まで「もし明日地球が終わってしまうとしたら、最後に誰に何と言いますか?」だ。

ネット中心に騒がれているアトランティス以来のアセンション(次元上昇)については、私も何度か日記に書いてきた。というのもマヤ暦が終わる日付が2012年の冬至。12月22日は私の誕生日なので他人事とは思えず、スピリチュアル関連の資料を読み漁った。人間は肉体を失い、高度な魂だけの存在になるという説は、死を意味するのか再生を意味するのか、その日が来なければ分からない。

ところが最近、あくまでも個人的なイメージであるが、隕石の衝突や大地震、大津波で世界が滅亡するなんていうアセンションは起こらない気がしてきた。それは日本で今年、9月中旬から10月末までに首都圏大地震が起きるという噂が広まった時と同様のイメージだ。

確か9月の下旬だったと思う。車で目黒通りを大鳥神社方面に走っている時、酉の市に集まる人々や縁日の屋台が映像として脳裏に見え、渋滞に巻き込まれている私がタイムスリップしていた。もうすぐ大地震がくるのなら、酉の市の和やかな光景は在り得ないと思い、自分の勘と予知サイトのギャップに焦った。そのころ私は地震雲らしき写真を撮ってはブログに載せていたし、実際に予想が当たったこともある。しかし冷静に考えれば、M5程度の地震は世界のどこかで毎日のように起きているのだ。予想が当たる確立は高い。

不安のピークは10月7日。ホロスコープによると、東京・神奈川に住む人に身体生命の危機が現れていると言われた時は慌てたが、何も起こらなかったことで憑き物が落ちた。それ以後は地震予知サイトの巡回を止め、もっと確かなものを信じることにした。それは毎日眺めている空や海、毎日会話している自我。誰とも知れないネットの噂ではなく、もっと身近なものを信じなくてはと思った。

先日、家に遊びに来た友人がリビングの窓から見える景色をみて呟いた。
「ここから見える景色は、半分以上が空なんですね」
本当だ。言われるまで気付かなかった。

20091113逗子

今日の空はミルク色の雲が広がって、二匹のトンビが並列飛行。2012年の滅亡説なんてどこ吹く風だ。明日地球は終わらない。私は大災害映画で逃げ惑うその他大勢のエキストラじゃないのだ。悪い縁を切り、心の迷いが吹っ切れ、楽しくて幸せな気持ちで満たされる気分こそ本当のアセンションなのかもしれない。

コメント

  1. 華梨 より:

    こんにちは!
    実は地震に関するニュースを探していて、こちらのブログに辿りつきました…10月頃です(笑)
    いつ来るか、それとも来ないのか誰にもわからない天変地異にビクビクしながら毎日を過ごすのはもったいないですよね。
    今の幸せな日常に感謝しつつ、一瞬一瞬を大切に過ごすように心掛けたいと思います。
    恐怖感を覚えるのは地震発生直後だけで十分かな、と思えるようになりました。

  2. にゃあ より:

    通りすがりのものです。
    なんだかあなたの言葉に喉の骨が取れた感じです。
    ありがとうございました。

  3. yuris22 より:

    華梨様

    地震兵器と噂されるHAARPだって、グラフの動きにどの地震が該当するのかと、後でこじつけをするばかり。見張ってたから地震が起きないわけじゃないのです。だんだんアホらしくなりました(笑)
    その時への準備だけは怠らず、あとは「備えあれば憂いなし」に尽きると思っています。

  4. yuris22 より:

    にゃあ様

    自分で自分に言い聞かせるつもりで書いた、私の拙い日記がお役に立てて嬉しいです。早朝に東京湾で地震がありましたが大事には至らず、午前中に降った横殴りの雨も、今は上がって鳥たちが鳴き始めています。人生はノアの箱舟だと思えば、結果オーライですよね。

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