締め切りを抱えていると、寝ても醒めても焦燥感にかられている。今すぐ取り掛かれば楽になるのに、今日はサボッて明日から頑張ろうと怠け者がささやく。それは実にしたたかな怠け者であり、何時間あれば仕事を上げられるかを経験から知っているので、カウントダウンが始まるまで私をパソコンから遠ざけるのである。
仕事を先延ばしにする人には典型的な3種類のタイプがあるそうだ。
覚醒タイプ:危機的状況まで何もしないことにスリルを感じる人。
回避タイプ:やる気になればできる能力があるのに、努力することを怠る人。
意思決定不能タイプ:決断によって生ずる結果を恐れるため、意思決定ができない人。
(GIGAZINE『なんでも「あとでやる」としてしまう人が知るべき10個の真実』より抜粋)
私の場合はたぶん覚醒タイプ。階段を駆け降りて、電車に飛び乗った途端にドアが閉まるような、「よーし、間に合った!」のスリルの繰り返しである。それは締め切りだけでなく、生活全般に及ぶのだから困ったものだ。
例えば、お客様が訪ねてくる時刻の10分前から掃除機をかけ始め、汗だくになって終了した直後にチャイムが鳴ったときの安堵感。
カーナビの到着時刻が会議の始まる時間より遅れているのを、抜け道を駆使して悠々間に合った時の何食わぬ顔。
出かける直前になってもウイルスバスターのアップデートが終わらないのを、あと少し!頑張れ!と中腰で応援する無意味さ。
よく考えてみると、回避タイプが覚醒タイプに移行しただけで、確信犯はもっと始末が悪い。
ダライ・ラマによれば、” Laziness will stop your progress in your spiritual practice(怠惰は精神の成長を阻んでしまう)”そうで、人は3つの怠惰(不精)に悩まされると語っている。
1.できるだけ先に延ばそうとする怠惰。
2.自分の能力を疑う怠惰。
3.ネガティブな行動に執着したり、徳のないことに奮闘する怠惰。
今年も残すところあと1ヶ月半。来年になったら心機一転改善しようなんて思っていること自体が怠惰極まりない。いやそれよりも前に、今日は15時になったら東京へ出発する予定。ボサボサの髪を何とかせねばと思いながら、暢気にブログなんて書いてる場合じゃないのだ。「急がば回れ」は、私には絶対に当てはまらない言葉だと言い聞かせよう。
コメント
早くやればいいとわかっていながら出来ないんですよね。
私もそうです。
毎日の事ですが、目覚ましも一度では起きれず、二度目で慌てて支度をする始末・・・。
唯一、メイクの下準備はドクターシーラボのゲル一個で済ませるのでそれだけは大幅に短縮出来る(笑)
あとはパンをかじりながら身支度を整え、子供を起こし、朝食を食べさせる。
主婦暦10年目になってもやっぱり私は朝が苦手である。
こんばんは。トウトツですが…「ヨコスカ線」リフレッシュされましたね…~♪工事の影響は無事回避されましたか!?心配でしたよ。
marie様
私は猫のおかげで、目覚まし時計が不要になりました。日の出と共に起こしに来ますからね。夜が長い冬は、飼い主にとって安眠できる季節です。
muha様
運休になったのは逗子~久里浜間なので、逗子住まいの私には影響なく済みました。ご心配ありがとうございます。