再独身者の結婚談義

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類は友を呼ぶのか、私の周りには再独身者が多い。先日も飲み仲間8名でテーブルを囲んだら、何とそのうち6名がパートナーと離婚か死別の経験者だった。別に婚活目的の飲み会ではないのに、話題は結婚談義へと発展していく。

 

ライフワークや資産を持っている女性軍に共通した意見は、「恋人は欲しいけれど結婚はしたくない」だ。にわか家族となって生計を共にするのは、自分の時間を削ること。今さら亭主の世話を焼き、義理の親とギクシャクする毎日は要らないと手厳しい。
その一方で男性軍は、介護が必要となった親と二人暮らしの人が多く、自分の健康管理も含めサポートしてくれる結婚相手を探している。

 

談義に参加しているうちに、昨年のPRESIDENTで読んだ山田太一氏の寄稿『老親が同居したいといい出したらどうすべきか』を思い出した。
「できれば、年老いた親との同居は避けたほうが賢明でしょう」と言い切る理由。今まで離れて住んでいて、生活のスタイルやリズムが違う同士が一つ屋根の下に暮らすのは難しい。実の親ならまだしも、舅や姑の実体は他人である。家庭の中にいきなり他人が入ってくるだけでも並々ならぬストレスになると述べている。
「親との同居問題より、自分の妻と、これから先の人生をどうやって生きていくかのほうが大変じゃないかな、などと思います」という結び文にしごく納得した。

 

初婚の若い女性だったら話は違うかもしれない。子育てに姑の手を借りて仕事に出る場合もあるし、年齢的に譲歩しあえる柔軟性もある。しかし結婚卒業組の女性が望むのは、男性に隷属することではなく、対等に向かい合っていけるこれからの人生だ。そこにもう1人加わって、ヒソヒソ声で隣室に気を使いながらでは、旅行の計画すら立てられないだろう。

 

私の父は有料老人ホームのお世話になっている。身体障害1級に痴呆が入り、一人暮らしの家では介護できないのがその理由でも、人に預けることは娘として後ろめたい。そんな状況下で、他人の親の面倒を見て暮らすのはもっと後ろめたい。従ってパートナーとして求めるなら天涯孤独の男性だけれど、これまた確立が低くて虫のいい話だ。

 

だから今は微笑んでくれる人に、ちょっとだけ恋の予感を貰いながら「日々これ好日なり」。そのうちなんとかなるさと、ポジティブなだけ良しとしよう。

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