買わない理由を探す楽しみ

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秋冬ファッションが目を惹くデパート。好みの色のセーターを手に取りながら、しばし考えた。「同じようなのを持っている」「襟開きが似合わない」など、気に入らない理由を探す。そして何も買わずにデパートを出た後、気分爽快な自分がいた。タンスの肥やしを増やさず済んだことに、ホッとしたのである。

物が増えすぎた部屋を整理しながら、この秋は一大決心。お財布を取り出す前に、買わない理由を探すことにしよう。信号待ちのショーウィンドウ、通販番組、新聞のチラシ等々、そこら中に商品は溢れかえっているし、欲しいものは山ほどある。「これ一つぐらい、いいよね?」という甘い囁きを、冷ややかな理性でシャットアウトしようという作戦だ。

例えば500円均一の広告。防虫剤ポケットの付いた衣類整理ボックスが気になる。クローゼットに積み上げるとスッキリしそうだな。10個買っても5,000円。でも・・本当に要るの?要らない衣類を収納したまま、部屋を狭くしていくだけじゃないの?

マイクロファイバーの掃除クロス6色組が398円。安いし便利そう。でも・・勿体ないからと使わずに、いつもの雑巾で済ませるんじゃないの?仕舞った場所をそのうち忘れるんじゃないの?

絶対に買わなきゃ生きていけないのは食料品だけど、1週間先まで冷蔵庫に入れる必要はない。レタス1個198円は安くても、独り暮らしには量が多すぎ。ドレッシングやマヨネーズも、割高だって小さいサイズが分相応だ。いや、ダイエットのためには塩を付けて食べた方がいいし、それなら買わなくても家にある。

なんだかゲームみたいで楽しくなってきた「買わない理由探し」作戦。この秋冬は身体だけでなく、住まいのダイエットが自分に課した宿題である。

コメント

  1. marie より:

    最近、私は小物を買うだけで満足しています。
    小物を変えただけでも洋服が見違える程お洒落になるのです。カジュアルな休日向けのチェックシャツもパール入りのネックレスをプラスしただけでとても上級なよそ行きの洋服になります。
    洋服を手当たり次第買うよりは小物を吟味し、一目惚れして買うとものすごい満足感が得られます。
    洋服よりも失敗が少ないのも利点かと思います。
    洋服は試着する手間が面倒と感じる時もありますよね?
    小物はちょっと首にかけたり、履いてみたりで済むので気軽ですよね。

  2. yuris22 より:

    marie様

    小物使いの上手な人って、おしゃれの上級者ですよね。私はこの秋冬、スカーフやストールの巻き方バリエーションを覚えたいと思ってます。買ってはみたものの、使わないまま放置してあるのを、毎年心苦しく思ってました。
    見飽きたセーターが、スカーフ使いでどう変化するか楽しみです。

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