今朝のニュースを見ていたら、「生きてて良かった!」と思える話題が目に入った。かなづちも泳げる水着「およげるー」が発売されたというのだ。
「高速水着用のゴム素材を大手水着メーカーに提供している山本化学工業(大阪市)は15日、浮力を高める発泡ウレタンの板を使い、水泳が苦手な人や身体障害者らが泳げるようになる水着を7月中旬に発売する、と発表した。」
(2009/06/15 17:52 【共同通信】より引用)
画像を見たところウェットスーツに似ているが、胸やお腹に六角形の板が浮き出て、亀の甲羅状態になっている。競泳水着7万円と、「およげるーのアドバンテージ」と名付けた板10枚8千円がセットになっているらしい。
そんなに高価な水着を買うくらいならスイミングスクールに通ったほうがいいと言われそうだが、それはかなづちの悩み苦しみを知らない人が言うことだ。
私の場合、とりあえず浮くことは出来る。息継ぎをしなければクロールで10mぐらいは進める。しかし平泳ぎは前には進まず同じ場所をぐるぐる回転し、身体をひっくり返して浮く背泳ぎなんて想像するだに恐ろしい。
浮けるようになったのだって、フィットネスクラブの初心者クラスに途中参加し、既にビート板で泳いでいる会員たちに笑われないよう、死ぬ気で水に顔をつけたことから始まったのだ。
いったい何故ここまで水が怖いのか、本人に理由はわからない。幼児の頃から波打ち際に連れて行かれただけでギャーギャー泣きわめいたらしく、親は周りに誘拐犯と間違えられたという。水ばかりか火も怖くて、マッチをこすると「火事になる!」と泣き叫んだらしい。面白がる従兄弟たちにマッチを持って追い回された記憶がうっすらと残っているが、どれほど臆病な子供だったのかと不思議に思う。
それでも大人になればヨットにも乗るし、プールで水遊び程度の泳ぎもする。マッチどころか花火だって大丈夫だ。易者に見てもらっても火難の相、水難の相は出ていない。
で、かなづちも泳げる「およげるー」を大枚はたいて買うかどうか。結論から言えば買う気はない。だって泳げないことが周りにばれちゃうじゃないの。意味不明なプライドを固持しながら、梅雨が明ければ海とプールの季節。「日焼けしたくないの」を理由に、極力逃げ回ることとしよう。
コメント
なんか思わず笑ってしまいました(^-^)
私なんか子供の頃水溜まりを歩くのが怖かったです。なぜなら水溜まりに入ると深い底まで落ちると思っていたからです(*’o’*)
今となっては懐かしい笑い話ですo(^o^)o
ちなみに私はカナヅチではありません。
marie様
泳げたらどんなに世界が広がるかと、子供の頃から想像し、願い続けてきました。
>ちなみに私はカナヅチではありません。
うーむ、微妙なコメントですね。でも泳ぎが上手なのが見て取れる(-“-)
私の夢は独りっきりのプライベートプールを購入して、黙々と難題を乗り越えていくことです。ある日突然、背泳ぎができるようになった感動を誰に知らせましょうか!!!