ネットセキュリティは有って無いもの

スポンサーリンク

沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像が流出した事件。主要部分が国会議員に公開され、中国漁船に非があると国民に報道された事実もある上で、今さらビデオが法律上の守秘義務に当たるのかと疑問視されている。

衝突事故が起きた時、「どうせ誰かがネットに流すよね」と巷では囁かれていた。どこから漏れたのかと入出経路について捜査がなされているが、IT関連業に従事している者なら皆大笑いするだろう。日本の情報セキュリティ管理は穴だらけで、政府・お役人たちほどネット知識が乏しい。大金を投じてシステムを構築しても、パソコンの前に座る本人が使えなければ宝の持ち腐れ。アラートが出ても専門用語の意味が分からず、スパイウェアに侵入されたって気付かない。

先日、携帯メールを始めたばかりの友人が不思議そうに言った。
「手紙や写真がどうして他人の携帯に飛んでいくの?電波で飛んでいくんなら、私の頭の中も横切っていくわけ?網を張っていたら、つかまえられるかもね」

確かにその通りだ。何百人の頭も身体もすり抜けるだろうし、幾つものサーバも経由する。パスワードをかけていようと、プロバイダが解除すれば簡単に読むことが出来るし、その前にハッカーに盗み見されているかもしれない。

パソコンで言えば、最近はメールソフトを使わず、大手検索サイトが提供するgmail、yahoo!メール、MSN Hotmailなどのwebメールを使っている人が多いが、タダほど怖いものはないと思っている。個人情報を登録すれば住所も年齢も趣味も分かる。貴方のメール内容を分析してデータベースに記録し、彼女の誕生日が近づけば、欲しがっていたブランド品の広告をメールの脇に表示することだって可能なのだ。

かく言う私だって捨てアドとしてyahoo!メールは使っているが、スパム攻撃を受けた時などにすぐメアドを変えられるから使っているだけで、個人を守るセキュリティは有って無いものだと覚悟している。

守秘義務を全うしたければ、ネットは使わずに手紙。情報はパソコンの中には入れず、金庫に鍵をかけて隔離しておくほうが確かだ。今回の映像流出事件。youtubeに映像をアップした本人よりも、そもそもUSBにダウンロード可能という初歩的なセキュリティの甘さを追求するべきではないだろうか。

コメント

// この部分にあったコメント表示部分を削除しました
タイトルとURLをコピーしました