今日も計画停電。1日2回が続くと、ネットを使う仕事はお手上げだ。昨日の2回目は17:10から20:30までで、またキャンプ用ランタンの出番となった。備蓄した電池には限りがあるので、必要最低限しか使わない節約を心がけている。しかし窓に射しこむ月明かりに助けられ、与六のぬくもりに助けられて、音も照明もない闇の街を恐いとは思わなかった。
夢や希望を失くしそうになる今だからこそ、とても大切にしている物がある。高さ20cmほどの「一才桜」。ソメイヨシノのような樹木とは違い、これ以上大きくならないミニ桜だが、植え付けて1年目から立派に花が咲くという。先月の中ごろ鉢に植えた時は休眠状態だったのに、固いつぼみがほんの少し赤みをおびてきた。
与六が時々鼻を寄せてフンフン。鉢を窓辺に移動させると、まるで相棒のように並んで時を過ごす。飼い主と同様、花開く日を楽しみにして、ニャンコの小さな身体で小さな桜を守ってくれているのだろうか。
余震は続き、原発は不安を煽ぎ、気をしっかり保っていないとダークな力に負けそうになる。もうすぐ春が来ることを知っている植物に明るい力を貰いながら、「大丈夫、乗り越えていけるよ」と、私も一緒に窓に並んだ。
辛くても時間がきっと解決する。先の楽しみを待つことができる。巡りくる四季が時間の経過を教えてくれる国・日本に住んでいることを、私は誇りに思う。
コメント
かわいい!(笑)
与六くんの鼻とつぼみが重なってますね(笑)
marie様
ちょっと土をホジホジしたりもしますが、与六にはトモダチの植木鉢らしいです。一緒にお花見できる時が楽しみです。
与六ちゃんの顔かわいいですねー(笑)。
我が家にもジャッちゃんとちーちゃんという猫がいたんです。
その子達も、なにか匂いを嗅いだ時にこんな顔してました。そのあと「フガー」て顔するんです。
可愛くって可愛くって(笑)。与六ちゃんみて思い出しました。
花見楽しみですね!
まるいち様
今日も与六は鉢植えと一緒に、窓辺の日だまりでゴロンゴロン。陽射しが暑いのか、頭にはレースのカーテンを被ってガードしてます(笑)
猫の行動はパターン化されてますが、それがまた可愛いんですよね。おかげで毎日癒されています。