気仙沼大島 ボランティア物語その1

広告

およそ私はボランティアには縁のない人間だと思っていた。それが何の因縁か、ゴルフを通じて知り合ったハミングバード野澤さんからのメールで、いっちょ協力してみるか!の好奇心が湧き、前回は牡鹿半島、今回は気仙沼大島への炊き出しツアーに加わることになったのである。

行きつけのバー・逗子「海音」で、飲み仲間たちに話を持ちかけたのが5月29日。前々から意欲満々の店主から「行っちゃうぜ、ベイビー!」と賛同を得て、私は支援金集めの役を引き受けた。翌日のミーティングには逗子に住んでいるRAG FAIRのおっくんも加わり、突撃隊メンバーが7人に決定。しかし何処で何をするかのプランは二転三転四転どころか、出発直前まで転がりまくって変化した。

最初の野澤プランは、南三陸町歌津で330人相手の炊き出しだったが、急きょ気仙沼大島に変更。支援物資の配給が行なわれている大島小学校で、800人対象の炊き出しに変わった。これには人数を少なく見積もりすぎた、開けてビックリ玉手箱が待ち受けているのだけれど。

昼間は美容師、夜はバーテンダーの店主(以降オレ様と呼びますが、野澤ブログではカミサマ)は、坐骨神経痛で腰が爆発状態。それでも仕事そっちのけで食材確保に走り回ってくれた熱血漢だ。雨の降る6月2日の朝、私が運転手として付き添った横浜南部市場での仕入れでは、業者を泣かせてでも安く買うプロ根性を見せて頂いた。

カツアゲゆり子(オレ様が付けたあだ名)の役目としては支援金集めだけでなく、農家にキャベツ20ケースのご寄付を願ったり、BBQ用の炭30箱を買ってもらったり、おねだり的な物資集めも忙しい。

寄付するための食材や原付バイクやら、集めた荷物をハイエースごと野澤さんの事務所に丸ごと託し、逗子チームは車2台に分乗して夕方6時に出発した。オレ様が役所に掛け合ってゲットした高速道路無料通行証を手に、目指すは東北道の一関インター・・の前に、まずは「上手いラーメンが喰いたいぜ、ベイビー!」の佐野SAであった。今回の弾丸ツアーにあたり、デジカメで撮った最初の一枚が佐野ネギラーメン。アルコールフリーのビールテイスト飲料で乾杯してのエイエイオー!である。

佐野ネギラーメン

これから始まる涙と笑いと喧嘩の珍道中。メンバーはオレ様、こうちゃん&まーくん(逗子ブラザース)、なおくん、ももちゃん、おっくん、そしてカツアゲゆり子の7名でございます。
乞うご期待!・・・つづく。

下りの東北道

コメント

  1. ママ’sハート庭野 より:

    大島の炊き出しお疲れ様でした!本当に大変だったと思いますが、無事に成功された様子で安心しました。
    歌津の炊き出し案、野澤さんからあったんですね。
    ご心配かけました。
    歌津での炊き出しが、最初すんなりいかなくて、私がオロオロしていたのを、野澤さんが心配してくれて、力になってくれる人がいるから何かあったら連絡いれてごらん・・・と織田様のこと教えていただいておりました。
    どうしよう・・・と思いながらも、歌津と交渉し続けていたらなんとかなって、織田様には御連絡せずじまいとなっておりましたが、お話がいっていたのであれば、余計なご心配をかけたのではと思い、コメントいれさせてもらいました。
    歌津は無事に本日炊き出しできる運びとなっています。
    私の右往左往している様子、ブログでも説明していますので、もしよければ見て下さい!

  2. ヨッシー より:

    有難う!本当に感謝!でもお願いです!感じて下さい!さっき迄元気にしてた家族や友が、強いては自分が、いきなり津波に呑み込まれ、あっと言う間に全てを失ったのです。この震災を真摯に受け止め真摯に乗り切る。ボランティアをして上げてると喜ばないで下さい!

  3. miya より:

    はじめまして。
    ハミングバードさんのブログから飛んできました。
    大島での炊き出し&物資配布は大盛況だったようで、現地に赴けなかった私ですが、とても嬉しく思っています。
    ご支援本当にありがとうございます。

    大島にいらした方々は、ひと時のこととはいえ楽しい時間になったのではないでしょうか。
    個々に必要な本当の支援は 誰にもわかるものではなく(きっと本人にもわからないような…)、
    ハード面はもちろんですが、今はとにかく時間がほしいのかもしれません。

    被災地にいる身としては、心のケアについてはとても気になっていて、
    微力ながら何かできないかとずっと考えていました。
    宮城県では教員が不足しているようで、再三のHP要請を見て、予定を繰り上げての復職を考えたのですが・・・
    年度途中の保育園入園は厳しいとの回答で断念ですorz

    私の友人達も全国から現地にボランティアに来てくれています。
    「迷うことなく速行動!できることをやろう!」
    その実行力に、感謝の言葉しかありません。

    アップテンポなブログ記事に、元気をいただきました♪
    また訪問させてください。

  4. yuris22 より:

    ママ’sハート庭野様

    ホームページ見ましたよ。現地の会長さんと話がついたんですね、良かった!
    NHKも取材に来るとなると支援の手が広がりそうですが、ドキュメンタリーの全国放送が9月ですって?マスコミの考えてることは分かりません。
    今頃は炊き出しの真っ最中でしょうか。みんなから「美味しい」の笑顔が生まれるといいですね。

  5. yuris22 より:

    ヨッシー様

    コメントありがとうございます。尊い命を失われた方々にお悔やみを申し上げるとともに、大切な人、大切なものを失った悲しみに心よりお見舞いを申し上げます。

    私の文章の書き方がお気に触ったのであればごめんなさい。しかし「ボランティアをして上げると喜ぶ」ボランティアなどいないと思っております。そして「感じない」のではなく、感じたことをそのまま現さないようにしているのです。
    私たちがすべきことは一緒に泣くことではなく、少しでも未来が「明るい日」となるように、被災地の方々にはできないことをお届けするのが役目だと思っております。

    昨日は東京の会合で、今回の炊き出し報告をしました。対岸の火事でいる人たちに腹が立ち、現地とのギャップに涙を流してしまった自分を「あなたが心を痛めてどうする!」と周りにいさめられました。
    長く続けるためにはボランティアの心が健康でなくてはなりません。悲しい時ほど笑顔を連れて行くことを、私なりの信念でやっていくつもりです。

  6. yuris22 より:

    miya様

    コメントありがとうございます。
    昨日東京の友人から申し出がありました。彼女は子供たちに健康体操を教えているのですが、気仙沼大島での受け入れ体制があるようなら、スタッフを何人か連れて行きたいそうです。皆さんに楽しんでいただけるイベントを計画したいと思っております。

  7. MOMO より:

    ゆり姉 お疲れさま!!!
    モモです。
    ワチキは、まったくのド素人だったのに、(きっと、イラってポイントがてんこ盛り子だったろうに、愛ありきのご教授いただいて、嬉しかった。) 耐えてくれてありがとう。
    めちゃ、感謝。・・・そいで、まだ場数ふんで、習得してくし、できの悪い私に、「次もがんばろ」って言ってくれて、ありがとう。

    ゆり姉のブログみて、思ってんけど体?内臓かな・・・?  大切にしてな!!
    あと、余談だけども、ゆり姉のカワユイ予六氏と、うちのチョコ、眼の色も毛の色もそっくりで ビックリしてしまった。 めっちゃ美猫?ハンサムさんね (>w<)o" また、近々、おあいしましょ!! モモは、メールとかがあまりよく出来ないので、これが届いてくれる事を ひたすら祈るのみです。    愛をこめて      MOMO

  8. yuris22 より:

    MOMO様

    ありがとう、ブログ見つけてくれたのね。
    弾丸ツアー、お疲れ様でした。
    お医者さんに「ポックリいきますよ」と脅される持病はあるのですが、ちゃんと薬を飲んで節制していれば大丈夫。疲れも与六が癒してくれています。

    ももちゃんちのニャンコは、シマシマ尻尾のチョコちゃんなのね。
    私は与六さえいれば彼氏は要らないと断言できるほど、溺愛しております。
    今もパソコンの隣から、ちょいちょいと猫の手がお手伝いしてくれてますよ。

// この部分にあったコメント表示部分を削除しました
タイトルとURLをコピーしました