浅発地震の多発する不自然な三角形

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3.11以後どこに地震が集中しているか、Hinet自動処理震源マップをチェックするのが日課になっている。

東日本の最近30日間の震央分布図を見て、不思議なことに気が付いた。福島と茨城の県境を跨いで、赤い丸印(深さ10km以下の震源)が密集している。その形がまるで三角定規を当てたかのように、陸域に不自然な三角を作っている。しかしその右側の海域を見ると、黄色とオレンジの丸印(深さ20~50kmの震源)ばかりである。この差はなんだろう。

Hinet20110717-0816
陸域の三角形の場所は、北緯36.5~37.5度、東経140.5~141度。テレビのニュース速報でたびたび出てくる震源の「福島県浜通り」が中心に見える。

検索をかけると、Wikipediaに「福島県浜通り地震」があったので引用する。
「2011年(平成23年)4月11日17時16分に発生した福島県浜通りを震源とする地震。東北地方太平洋沖地震の余震と思われる、福島県浜通り南部を震源とする地震がこの地震以外に多数発生しており、余震の震源地として最多である。」

深さ約6kmを震源とするマグニチュード7.0。気象庁は東北地方太平洋沖地震の震源域で発生した余震であるとしたが、海溝型地震とは発生メカニズムが違っており、その後の調べによると内陸部の断層がずれることで発生する誘発地震であるという説が立った。

活動が確認された北茨城市~いわき市の活断層は、井戸沢断層、湯ノ岳断層、塩ノ平断層で、これまで大きな地震の発生は予想されていなかったという。中でも湯ノ岳断層は福島第1原発、第2原発から40~50キロ南に位置するそうで、Hinetの不自然な三角形との関連性を疑ってしまう。

かくいう私も、震災の影響で地震の発生確率が高まったと指摘された三浦半島断層群の近くに住んでいる。ここを震源とする大地震が起きれば、首都圏も深度7クラスになりかねないらしい。明日グラッと来てもおかしくはないが、Hinetを見る限りまだ前震は起きていないようだ。

地震大国の日本。次にどこが揺れるかは神のみぞ知るだけど、地震兵器なんていう悪魔の武器は存在していないことを強く願っている。もう揺らさないで。私たちは家族と一緒に幸せになりたいだけなのだから。

追記:19時40分
スマホのコンパスがもう1週間以上も狂ったままだ。どちらへ向けても北東か北北東の表示になる。地磁気がおかしいのかな。

追記:8月18日19:45
福島沿岸、午後5時の可視画像。この不自然な円形の雲は雷雲だろうか。まるで地面を豪雨で冷やしているみたいだ。これで揺れが鎮まってくれますように。

20110818PM5時

検証:
2011年8月19日(金)14時36分 福島県沖 M6.8  震度5弱
雷雲ではなくて地震雲でした。

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