仕事専用のメールアドレスに迷惑メールが来て困っている。原因は”プリント○○○”という印刷通販会社の個人情報漏えい。その会社がWEBサイトを修正する際にコマンドを削除し忘れて、顧客の個人情報が外から閲覧できる状態にあったというのだが、それから1年経った今でも迷惑メールは途絶えず、むしろネズミ算式に増えている。
「貴社でしか使用していないメールアドレスに迷惑メールがくる」と複数のユーザーから問い合わせがあったことで発覚したらしい。私もメアドの登録には細心の注意を払っており、これまでに登録したのはこの1社だけ。届いたお詫びメールには、登録ユーザーに1人1回限りで印刷料金20%の割引をすると書かれてあったが、これだけ迷惑をかけておいてまだ料金を取ろうとは商魂たくましい。
こちらのメールアドレスは変えたくないので、対処としては発信元をもぐら叩き。サーバーに迷惑メールのドメインや文章を学習させてフィルタリングしているが、それでも約1年間に届いた迷惑メールが2256通である。
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件名を挙げればキリがなく、不景気な時代を象徴しているのだろうか、投資系や採用系の詐欺メールが増えてきたようだ。さすがに今では、メールから課金サイトへ誘導されて騙される人は1~2%程度だそうだが、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるで、100万通~億単位の迷惑メールを発信する業者もいる。
どうしてこんなに迷惑メールが蔓延るのかを考えると、トップレベルドメインが乱立するとともに登録料金が低価格化したことが影響しているように思う。昔は.comや.jp、.orgぐらいしか選べなかったのが、今では70種類以上もある。迷惑メールに圧倒的に多い.infoに至っては、1年間180円の超格安料金だ。これなら悪徳業者がドメインを取り放題であり、”素性がバレては捨て”を繰り返しているのであろう。
最近では高齢者のインターネット人口が増加しているのに、国のセキュリティ対策は遅れたまま。振り込み詐欺の電話に続いて、悪巧みをこらした詐欺メールが高齢者を狙うのは時間の問題のように思えてきた。
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