かいがいしい愛妻のような猫

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お酒を飲んで帰った昨夜、ソファーにもたれてテレビを見ているうちに眠り込んでしまった。誰かに起こされた気配に目を開けると、与六がお腹の上に。疲れた私の胃を両手でマッサージしているのである。マイクロフリースのガウンを着ていたのでその感触がフミフミするのに心地良かったのかもしれないが、「あんまり飲みすぎないでね」と介抱してくれる愛妻みたいだった。

留守番させられた時間が長いほど、与六は監視体制を強化する。朝起きて身支度を整えている時も、キッチンでコーヒーを沸かしてる時もジィーッと見張り、お風呂やトイレに入ってる時はドアの外に座ってストーキング。行くところ行くところ、鈴の音がチリチリと追いかけてくるのである。

こんな愛猫のために最近は旅行もご無沙汰。被災地へのボランティアだって日帰りで行く。猫を飼っている友人からは、餌を沢山置いておけば2~3日留守番させても大丈夫と言われたが、そうはさせじと与六は悪知恵を働かす。私が外出しているあいだに水飲み器をひっくり返し、床を水浸しにするイタズラを覚えたのである。ネット通販でいろんなタイプの水飲み器を取り寄せたが、どれも「うっちゃり」の技を仕掛けられて大敗。鉄か鉛で出来た重量級の器を探してくるしかないようだ。

今日はパソコンで仕事するだけの予定なのに、時々場所を変えながら何時間でも見つめているのは「また置いていかれる」と疑っているのだろうか。「さて!」と立ち上がったとたん一緒に腰を浮かして身構える様子に、空気すら動かせないご主人様である。トホホ。

監視する与六2
追記:2月18日
友人から煉瓦を貰って水飲み器を縛り付けてみた。ずっしりと重くて水を入れるのが一苦労だが、これで与六も「うっちゃり」の技は使えない。が、恐るべしニャンコ。器に手を突っ込んで水を撒き散らす行動に出た。どうしてくれようか。

コメント

  1. 的は逗子の素浪人 より:

    与六殿、よいお仕事をされているようですね。悪い虫がつかねようにと。

  2. yuris22 より:

    的は逗子の素浪人様

    今日は椅子に座った私の背中にへばり付いております。揺らす尻尾がポンポン当たってマッサージ効果があるのですが、深く腰掛けれられないのが難点。もう少し痩せてくれないと・・・

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