反面教師から福をもらうこと

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すごおおおお~く眠い。先月から徹夜仕事が続いて、ウォーキングなんかしなくても痩せていく。夜明けにメールで原稿を送ったあと、もう許してくださーい!とベッドに入ってウトウトしたところに携帯が鳴った。某ボランティア団体の副委員長から、メンバーの出席率を取るため例会に出てきて欲しいとのお願いである。

他の委員は来られないんですか?と聞くと、決算やら確定申告やらでみんな忙しいという。それなら私だって・・と言うにはお人好しすぎて断りきれず、逗子から電車だと間に合わないので、眠気防止のガムを噛みながら車のアクセルを踏んだ。事故らずに良かった~と会合の始まる15分前に到着すると、例会場の入口には愛想を振りまく委員長の姿。毎回必ず遅刻してきて「どうもどうも」の一言で、何も手伝わずに威張り散らすクソッタレだ。案の定、簡単な電卓計算すらできずに「やっといてね」で、面倒は全て私に押し付けられた。

この怒りをブログの場を借りて発散しようと思いながら、ふと自分のネガティブさに気づく。人の悪口を言うのって、そもそも自分が小さいことを公表しているに他ならないのだと。どうせ奴はネットなんか見ないだろうとチクって馬鹿にしている自分は、逆の意味で上から目線だ。目くそ鼻くそを笑う。五十歩百歩 。ドングリの背比べ。

あんな上司がいるならもう辞めてしまおうって、会社やら団体やらに属している人は誰だって思ったことがあるだろう。でも口にファスナーをすべし。そいつが傍に迷惑をかけて振り撒いているゴミを、何も言わずにチリ取りで拾ってフォローすることが自己鍛錬なのだと思う。辛くても「お役目を戴いてありがとうございます」の笑顔が、回り回って我が身に福をもたらすのが世の常だ。

ふてぶてしい顔を思い出すだけでも血圧が上がる反面教師に、「まあ、許してやろう」とふてぶてしく感謝。今夜は夢も見ないほどぐっすりと眠って、明朝はひとまわり大らかな人間になって目覚めたいと思っている。

コメント

  1. こまちゃん より:

    偉い!そんなポジティブな考え方出来たら楽しい日々が待ってるんでしょうね。前向きにならなきゃ!

  2. yuris22 より:

    こまちゃん

    後ろから飛び蹴りしたい相手には、前に回って深々とお辞儀が出来るようになりました。不思議と気持ちがスッキリします。
    やっと私も大人になったでのしょうか(笑)

  3. 的は逗子の素浪人 より:

    結婚生活で学んだ事「負けるが勝ち」。

  4. natu より:

    エライ!そんな考え方をしたいと願いながらも、もう人生最後になりそうなのに蹴飛ばしてやりたいと思う人には蹴りを入れたくなる私です。他人に厳しく自分に甘いのです。
    いつもボランティアご苦労様です。
    国会の議員様たちは政権争いに夢中で復興のふの字も頭の中にはないようです。

  5. yuris22 より:

    的は逗子の素浪人様

    ふーむ、「根気」を学んだのですね。何にせよ継続出来る方を尊敬しますm(__)m

  6. yuris22 より:

    natu様

    最近やっと損得勘定ができるようになったのか、後先考えず熱くなるのをやめました。
    そもそも向こうは同じ土俵にいると思ってないのに、倒してやろうと向かっていく事体で既に負けているんだと思います。微笑んで忘れる、お辞儀して忘れる、ありがとうと言って忘れるのが勝ちですね。

    国会議員たちに対しては感情を持たず。忙しくて彼らを応援している暇がありません(笑)

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