美容整形では補えないもの

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郷ひろみが出ているCMを見て驚いた。歌って踊る姿は相変わらずスリムで格好いいが、なぜかクローズアップが出てこない。テレビに近づいて発見したのは、顔が高須クリニックの院長にそっくりなこと。能面みたいな皮膚、吊りあがった目元、2人が不自然なまでに似ているのはやはり美容整形のなせる技なのだろうか。

1970年代のカリスマ・アイドル。新御三家と言われた郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎は憧れの存在だった。50歳を越えれば西城秀樹は二度の脳梗塞、野口五郎は何をしているかよく分からない現状だけど、郷ひろみだけは華やかに芸能界のトップに君臨している。

人に見られる商売として俳優も歌手もモデルも、お金をかけたアンチエイジングの努力は並々ならぬものだと思う。ストイックな生活を心がけ、フィットネスクラブや美容整形外科のエグゼクティブ客となり、メンタルな若さを保つために恋も沢山するだろう。しかし実年齢と外見の反比例を目指すほど「痛い」人になり、老齢化が進んでいることは見破られてしまうのである。歳はバレているのに、いったい何をカムフラージュしたいんだろう。

人気映画に出てくるハリウッドスターたちを見ていると、顔はシワ・シミだらけだ。ショーン・コネリーやクリント・イーストウッドが御老体にしてアクションをしている姿は大丈夫かと心配になるが、深い瞳で見つめられたキスシーンはうっとりするほどセクシーなのである。日に焼けた顔に刻まれた皺の1本1本は、人生の彫刻と言えるほど美しい。

美は内面から現れるものであり、美容整形を幾ら重ねても限界は訪れるはずだ。プチ整形のボツリヌス菌やヒアロルン酸注射ではやがて対処できなくなり、肌にメスを入れるようになる。吊りあがった目元はツヤツヤしていても、心から笑ったり泣いたりの表情は「顔をいじったんだな」と誰にでも分かるほど不自然極まりなくなる。

急いで歳を取る必要はないけれど、ナチュラルに歳を取りたい。無理しない感情のままに生きながら、仕事も見栄を張らずに続けていたい。新鮮な野菜と魚、脂肪分の少ない肉、沢山の綺麗な水を身体に摂りいれながら、適度に散歩したりニャンコとお昼寝して伸びやかな毎日を過ごそう。

目立たなくてもいい。生き馬の目を抜く東京には住めなくなってしまった自分を、ダサくてもちょっとだけ褒めてあげたいこの頃である。

コメント

  1. 的は逗子の鈍亀素浪人 より:

    D-day,007,レッドオクトーバー、美女との泥棒等など、お歳を召してきましたが、それぞれに味が合って素晴らしい役者さんですね。
    「若ければいい」と言う風潮はいつ頃からでしょうか?PCが仕事の道具になって来た頃ですかね。
    でもPCが出来なくても「色々な経験と得た知恵」は経て来た時間の御蔭と思います。

  2. A.K より:

    はじめまして。

    ハリウッドスターはじめ白人の男女のセレブの若いときと年取ったときの写真が、”The Truth of This World”という本にずらりと並んでいます。

    私がこれらの写真を見た印象は「悲惨だ。見るに耐えない。」というものでした。

    そして、まだ日本人の俳優さんのほうがずっといいと思いました。

    一般に白人の老け方はひどいです。私が昔好きだったスコットランドのアイドルグループのメンバーの今の写真を見ると、歳月の残酷さをひしひしと感じます。

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