元気を出さなきゃ、夏の終わり

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この夏はノウセンカズラ(凌霄花)が二度咲きをして、また書斎のベランダにツルが伸びてきた。鮮やかな橙色の花に寄ってくる虫を目で追いかけて、ニャンコがずっと窓に張りついている。午後からは強烈な西日が射しこむのでエアコンがフル稼働。扇風機だけでは夏を乗り切れずに電気料金がどれだけアップするか空恐ろしいが、この酷暑で電力不足のニュースを耳にしなかったのが不思議だ。少なくとも東電では、原発が止まっていても電力に余裕があるということだろうか。

ノウセンカズラ
2030年の日本に原発は必要か。新たなエネルギー政策を決めるために政府が集めたパブリックコメント(意見公募)では、原発ゼロを望む国民の声が約9割に達した。しかし政府はこの結果を検証したいと述べただけで、有識者会議に判断を委ねた。国民の声は付和雷同で、首相官邸デモなどの勢いに乗った情緒的な意見と見ているらしい。

政府と国民との間には遠くて深い溝が出来ていく。首相の「国民に信を問う」発言は政局争いの狼煙をあげたにしか過ぎず、解散総選挙があろうがなかろうが、時事通信が8月に行った政党支持率調査では69.3%の国民が「支持政党なし」と答えているのだ。このままでは衆議院の480議席が税金の無駄遣いワースト1になってしまう。

国が期待を寄せる若者世代は、2012年に4年制大学を卒業した学生約56万人のうち6%に当たる約3万3000人が「ニート」という状況。就職や進学の準備すらしない子どもに脛を齧られている親は、いつまで持ち堪えらるのだろう。「物言えず 懐寒し 秋の風」だ。

思い出せば今月の初め、最近ツイてないという友人から宝くじを1枚だけ買ったという電話があった。「私はこれ1枚に賭けてるの。4億円が当たったら息子夫婦に家を買ってあげて、友だちの借金もみんな返してあげるんだ」。
たしかサマージャンボと言っていたので結果はとっくに出ているはずだが、その後連絡はないのは推して知るべし。「景気付けに呑みに行こうよ」と、今夜あたりご機嫌伺いの電話を入れてみようかな。

コメント

  1. 的は逗子の素浪人 より:

    そうだ!そうだ! 景気付けに飲み行こう!
    景気はきまま、俺の気ままにいくぜ!
    はっはは・・・僕は無責任男!

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