花火から始まる逗子の夏

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逗子の夏が始まった。6月1日の開催となった逗子花火大会。関東は梅雨入りして天候が心配された中、雲は出ているがまずますの花火日和で、逗子駅周辺は朝から騒がしい。去年とは比較にならないほどの人出だ。

今年も披露山公園脇のマンションで約30人が集まっての宴会に向け、小坪の魚市場に食料調達に行ってみたところ、開店直後で長蛇の列。アオリイカ2杯と小イワシ2kgを買うのに30分もかかった。魚佐次に予約しておいた鯵フライ30枚、材木座のもんざ丸で買ったタコ1匹と釜揚げシラス(生シラスは不漁)など、クーラーボックスに詰め込んで友人との待ち合わせ場所へ急ぐ。一緒にスーパーで野菜や肉、バゲットを買いこんだら、タクシー乗り場まで歩くのに両手が千切れそうな重さになった。

キッチンでトマトのブルスケッタを作り始めた頃にはお客たちが次々に到着。調理をしている後ろでは男性陣が冷蔵庫にビールやワインを取りに右往左往し、花火が上がる前に酔い潰れてしまいそうな勢いだ。やがてヨットマンの奥様たちも到着して、3か所に分かれたテーブルには乗り切れないほどの料理が並び、お酒の空き瓶がどんどん増えていく。

まな板の鮮魚たちと格闘している最中にたびたび携帯が鳴って、逗子海岸のレストランや近くのビル屋上にいる友人たちから「みんな集まってるから早くおいでよ」とお誘いの電話。あちこちの御座敷からお呼びがかかるのは嬉しいのに、身体は一つしかないのが残念でならない。

酔っぱらってみんなの顔が真っ赤になった頃、ついに花火がスタート。テラスから下を見るとビーチは観客で足の踏み場もなく、「もう入場できません!」と絶叫するアナウンスが聞こえてくる。

ZushiBeach
ZushiBeach2
今年もこんな特等席から見ることが出来て良かった。空にドーンと色とりどりの華が開くたびに「わあ~っ、きれい!」と歓声を上げて、最後のグランドフィナーレまで顔がほころびっぱなしだった。

白い花火
紅白の花火
ハートの花火
新種の花火
フィナーレ
20130601
日付が変わるころ宴会はお開きになって、タクシーで自宅に戻った後の記憶はなし。朝起きたら身体の節々が痛くて、手足に痣ができているのは何故だろう。どれだけ大騒ぎしたのか思い出せないまま、一年に一度「花火の恥はかき捨て」で、湘南人らしく心はラテンな夏モードに突入することとしよう。

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