パーティーに出かける前に

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パーティーに出かける支度をするとき、いつも口ずさんでしまうのはエリック・クラプトンのバラード”Wonderful Tonigt”だ。クローゼットから取り出したドレスをベッドの上に並べて、どれにしようかと着せ替え人形になる時間はとても楽しい。

It’s late in the evening
She’s wondering what clothes to wear
She puts on her make up
And brushes her long blond hair
And then she asks me, “Do I look alright?”
And I say, “Yes, you look wonderful tonight

宵も深まる頃、
彼女は何を着ていこうか迷っている。
メイクをして、長いブロンドの髪を梳かして、
僕に聞くんだ、「ねえ、私どうかしら」って。
そして僕は答える、「うん、今夜の君はとても素敵だよ」と。

しかしこの歌の幸せそうな彼女に比べ、昨夜の飲み過ぎが祟った私は超Bad。何を着ても似合わないし、髪はまとまらないしで、仕上がりは中の下といったところだ。
「ねえ、私どうかしら」
出掛ける支度を見張っている与六に意見を求めても、ニャンのことだか分からない。

靴とバッグ選びに悩んでいるうちに出かける時刻が迫り、気乗りがしないままバス停まで歩いた。通りの向こうで誰かが手を振ってると思ったら、釣り船の船長さん。
「いつもお綺麗で」
お世辞に感謝していたら、今度はFM局のDJがGoodのサインをして自転車で通り過ぎる。なんでこんなとき偶然にも友人たちに会うんだか、でも見つけてくれてありがとうね。

小坪の田舎町から向かう今夜のパーティー会場は東京ミッドタウンのホテル、リッツ・カールトン。ちょっと気後れするけれど、逗子の経営者軍団が12名、頼もしいナイス・ボーイズとして参加してくれる。シャンパンで乾杯する頃には元気が復活して、きっとWonderful Tonightになるだろう。

独り者でも独りじゃない、おばあちゃんになってもおばあちゃんじゃない、そんな未来が見えてきた。

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リッツカールトン

コメント

  1. 的は逗子の素浪人 より:

    楽しい夜をお過ごしください。姫さま。

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