花火の夜は手をつなごう

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梅雨が始まる前に日本一早い花火大会が開催された。45分間に豪快にも7,000発が上がる「逗子海岸花火大会」。数年前までは真夏に開かれていたのが、ハーフマイルビーチと呼ばれる浸食された狭い海岸に観光客が一気に押しよせるので、安全のために海開き前を開催日と決め、1昨年からは6月、今年は5月の平日が選ばれた。飲食物を買い込む人たちで商店街は活気づき、砂浜には明るいうちから場所取りの家族連れが訪れて、誰かがポツリと敷物の番をしているのはいつの時代も変わらない光景だ。

私は某団体からのお誘いを戴き、逗子開成の敷地にある海洋教育センターから鑑賞。市内には交通規制が敷かれるため、自宅から歩いて30分、入り組んだ路地を迷いながら辿りついた。テーブルを並べたフェンスの向こう側は国道134号線、真正面には花火の打上げ船が浮かんでいるというベストポジションである。

海洋教育センター1
海洋教育センター2
海洋教育センター3
日が暮れて空が藍色になった頃、市長の挨拶と共に19時半に向けてカウントダウン。海上から火柱が高く上がって、白い大輪の花火が弾けると砂浜中からどよめきと歓声が沸き立つ。

花火のスタート
ここは真正面だ!と喜んでいたら、あれれ? 花火の殻まで降ってくる有り難い場所ではあるが、風向きのせいで煙がみんなこっちに流れてくる。うまく撮れないねとボヤキながら、隣の友人とカメラの下手さ加減を笑い合った。

逗子花火1
逗子花火3
逗子花火2
煙が遠ざかるのを待ってからグランドフィナーレ。4,000発が上がる最後の15分間はこれまでで一番だったんじゃないだろうか。「アナと雪の女王」の主題歌『Let It Go』にシンクロして上がる色とりどりのファンタジックな花火。youtubeにアップした動画の中盤からはメロディもちゃんと聴こえて、この日いちばんの収穫となった。

最後はオペラのアリアに併せた花火の乱舞で幕引きとなり、歩道は帰りを急ぐ人・人・人。浴衣姿でガードレールを跨ぐギャルたち、車の間を走り抜けて警備員に笛を吹かれる集団など無法地帯となり、これが年々開催日の早まる所以なのである。

フィナーレ
花火終了後1
花火終了後2
会場の室内に戻って飲み直した後は、また30分歩いて自宅へ。暗い道だけどグループやカップルが先を歩いているので怖くない。微笑ましいのはカップルのほとんどが手をつないでいること。花火の感動を語り合いながら、できればもっと一緒にいたくて、ゆっくりゆっくり歩いているのは地元の中高生なんだろう。

これから紫陽花とアガパンサスの季節が来て、梅雨が開ければ太陽ギラギラの夏。今年はいいロマンスがありそうな予感をプレゼントしてくれた5月末の花火大会だった。

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