コンビニ発のヒーロー

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昨日は恵比寿ロータリークラブの例会。ゲストを呼んでの卓話は、コンビニエンスストアam/pmの生みの親である秋沢志篤氏であった。

秋沢氏は共同石油株式会社からの出向でコンビニ事業を始めたわけだが、バブル崩壊が始まった当時、山手線の内側にコンビニを作ろう(それも1年半で300店舗)と考えたのが成功に結びついた。

それにしても地価は高いんじゃ?と誰もが思うだろう。
ところが石油会社が油田を1本掘るのにかかる費用は40~50億円で、10本掘って1~2本当たるかどうかの世界。
それに比べたら、都心に店を構える程度は安い出費なのだそうだ。

さらにセブンイレブンやファミリーマーケットとは一線を画すために、ターゲットを「中高年と女性」向けに絞った。
店内に匂いが立ち込める「おでん」は置かない(臭いだけでなく、つり銭が落ちたり、ゴキブリが紛れ込んだりするため)。
健康を考え、お弁当は無添加・無着色にこだわるという環境対策を前面に出し、未成年者を屯させるコンピュータゲームも売らないと決めた。

そしてam/pmは日本全国で1400店舗にも及ぶ大規模チェーンとなったわけだが、2002~2003年ごろから店内に変化が現れてきた。
店の前に座って物と食べる未成年者たち、彼等の飲酒と喫煙、商品をこっそり持って帰るアルバイト、コンビニ強盗・・、モラルの低下が目立ってきたという。

秋沢氏は今の子供たちを見て「ゆでガエル現象」と呼ぶ。情報過多の社会で携帯メールに明け暮れ、何もせずにじっとしてることが気持ちいい、自立心の低下した若年層が増加してしまったからだ。

これでは日本がダメになる!と、秋沢氏が昨年に立ち上げたのが、親子向け教育事業のヒーローズ・エデュテイメント。
自ら夢を実現してきた各界の著名人を講師として、次世代リーダーを育成する「心拓塾」という教育システムを作り上げた。

例えば「将来性」を説く講師として、堺正章やバレンタイン監督。「創造性」には松下進や鈴木エドワード、「人間性」には鳳蘭やファイティング原田、「コミュニケーション性」には伊達公子や渡辺貞夫など、それそれが趣向を凝らしたカリキュラムを実施する。
子供と保護者が共に学び、人間形成過程を随時データで確認することも可能にしたそうだ。

日本青少年研究所の調査によると、「将来のために今頑張りたい」「勉強の出来る子になりたい」と考えている小学生は、北京・ソウルでは8割近くなのに対し、東京では半数以下だという。
しかも「あなたの成績が良くないとき、おうちの方はどうしますか?」という質問には、「特に叱ったり、勉強しなさいとは言わない」という答えが、東京がダントツであった。

「お勉強のできる子」が偉いわけじゃないけれど、いろんな知識を得て将来の可能性を選択するのは、子供にとっても親にとっても、そして日本の未来にとっても先行きの明るいことだ。
この新規教育事業からどれだけのヒーローが生まれるか、お手並みを拝見させて頂こう。

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