若返り治療のプロに聞く

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「一人一人の患者さんがキレイになって人生をよりエンジョイしてる姿を励みに、診察や研究に明け暮れて来ました。だって『ポジティブに生きたい』って手術を受けに来ている人を応援したいじゃないですか。」(高須クリニック院長プロフィールより抜粋)

2005年に自ら2度目の大掛かりな若返り手術を決行したという美容外科・高須クリニックの院長、高須克弥氏の卓話『最新の若返り治療』を聞いた。
皺ひとつないピカピカな肌に、パーマのかかった茶髪。マイクの前に立った高須氏は、声までも若々しい。

「30年以上も美容整形をしていると、世の中変わってくるもんです」と経験談を語りだす。
長い間、一般にはアンチエイジングへの興味がなく、美容外科は悪評の中に存在していたという。しかし今やお手軽感覚で堂々と門をくぐり、老いも若きも美容整形を受ける時代である。

75歳にして、ナポリで最新式の若返り手術を受けてきた野村沙知代さんなどは、「ナポリに着いてすぐにレセプション、終わったあくる日に帰ってきた」と公表しているほどだ。
「私が親から貰ったそのものは壊したくないけれど、沙知代さんは肌が綺麗ねと言われたら嬉しいでしょ」と女心を打ち明けている。

美容外科の仕事は、患者を若くすること・美しくすることであり、外側から内側を作ること。
見た目が若々しくて美人であれば、心も若く豊かになる。見た目が醜くて老けていれば、心も老けて歪んでいく。若さと美の維持は、外側→内側→外側→内側の修復の繰り返しだそうだ。

プレゼンテーションの映像に出演した女性たちの若返りぶりに、会場内はどよめきの声。
「若くしたかったら、下がったものを上に持ち上げればいい」
「古いせんべい布団の綿の打ち直しと同じ」
「80歳を20歳若くするのは簡単だけど、30歳を10歳には出来ません」
理屈に肯きながら、なあんだ、そうかの笑い声が増えていく。

技術は進歩して、しぼみを膨らますヒアルロン酸は効果が3年持続するものができ、顔の脂肪を溶かす薬は注射ではなく、皮膚に塗りこんで吸収させるタイプも登場した。
皺対策には、高濃度の血小板を注入して、本来の皮膚の収縮する力を強める方法まであるという。

しかしそれ以前に大切なのは・・。
人間のお肌の曲がり角は25歳。それからは少しずつしなびて、少しずつ弛んでくる。
どのみち老化するのが運命なのだから、少しでも若々しくいたければ予防をすることがまず第一だ。
「日焼けしない、しかめっ面をしない、煙草を1本減らす。そんな心がけを毎日続けていれば、美容外科に行かなくても済みますよ」とお灸を頂いた。

卓話が終わって、周りの感想を聞いてみると、
女性「いいじゃないの、皺が寄ろうと、弛もうと。それが本来の姿だわ。」
男性「整形したって、表情が自然であれば良いんじゃないんですか?」
まだまだ一般世間は、是々非々、賛否両論である。

コメント

  1. tsune2 より:

    価値観の違い、国民性の違いで受け止め方が違うのでしょうね。
    お隣韓国の大統領は一重を二重にしてますし。
    検索で「韓国 美容整形」サイト名:厳選!韓国情報
    わが国の首相はたれてた頬肉を上げれば政権は延命したのか?

  2. こまちゃん より:

    昔の大陸の偉い人が
    「体を大切にすること」が親孝行だって言っていたような。
    全身に百針を超える縫い傷のある人間が言うと
    全くの嘘っぱちに聞こえますがw

    今の自分を誇りに思うことが大切なんでしょうか。

  3. James Byron Dean より:

    まぁ個人の選択でしょうが・・・

    でも、昔の日本には「美容整形」の考え方は無かったと思う(お歯黒?)、基本的に「自然」を「征服対象」とする考えは無かったと思う。

    私は、外見より
    自称年配者には「周辺の人々に今、過去に何をしたか?」
    自称若者には「何が出来るのか、何をすべきか、何をしたいのか」を理解し実行しているかを聞きたいなぁ。

  4. 亀吉 より:

    その年齢なりの美しさってあると思うんだけどな。
    それに、内面の美醜が外に出るよね。
    でも、気の毒な人もいるし・・・。
    う~ん、難しいよ。

  5. yuris22 より:

    tsune2様

    バブルに沸き立っている上海やドバイでは、美容整形への欲求度が
    高いそうです。
    美と若さにも、お金持ちと貧乏人との格差が出てくるのでしょうか。
    お金持ちはみんな、同じ顔になっちゃいそう。

  6. yuris22 より:

    こまちゃん

    「親から貰った大切な身体」に傷を付けているという意識は、とうに
    時代遅れになってしまったのでしょうか。

    プチ整形しまくりの若い女の子たちは、生まれてくる子供の顔を見て
    昔の自分を思い出すことになりそうです。

  7. yuris22 より:

    James Byron Dean様

    >昔の日本には・・
    >基本的に「自然」を「征服対象」とする考えは無かったと思う。

    「私は37歳なのですが、10歳若返りたいです」
    「わかりました。10歳でいいんですね」
    プレゼンの映像に出てきた会話です。
    自然の征服ですね。

  8. yuris22 より:

    亀吉様

    「若い女 = 美しい」「年取った女 = 醜い」という見方をする男性たちが
    多いせいじゃないでしょうか。
    マスコミの影響も多分にありますしね。

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