賛否両論を呼んでいる亀田父子の謝罪会見。
父・史郎氏の「らしからぬ」コメントには、本当に反省の気持ちがあるのかとの批判が多い。
最悪だと感じたのは締めの言葉。
「これから一歩一歩やっていきますので、今後ともよろしくお願いします」。
今度ともよろしく・・って何だ? どう、よろしくなの??
しかしこの件は史郎氏に対してだけでなく、自分にも反省を促した。
ビスネスメールを書くとき、ついつい最後に入れてしまう定型文が「以上、よろしくお願い致します」だからだ。
もっと気の利いた結び方はないのかと、物書きを生業とする身としては座り心地が悪い。
よく使われるパターンを挙げてみよう。
「またお会い出来る日を楽しみにしております。」
「毎日お忙しいとは思いますが、お身体ご自愛下さい。」
「取り急ぎ、要件のみにて失礼致します。」
「折り返しご返事をお待ちしております。」
「ますますのご活躍をお祈りしております。」
「乱筆乱文ご容赦下さい。」
「これからもご指導御鞭撻のほどをお願い申し上げます。」
どれも文例集に出てきそうな形式的な末文ばかりだ。
どうせなら何度言われても嬉しい言葉・気持ち良い言葉で締めくくるかな。
「最後までお読みいただき、ありがとうございます。」
結び文であっても心の扉を開けるポジティブな言葉。
「ありがとう」に勝る名台詞を、今のところは思いつかない。
コメント
こんにちわ~。
そうですね~。
日常的に何気なく使っている言葉ですが、
実はいつも、最後の一文が心地悪く感じているのですね。
>結び文であっても心の扉を開けるポジティブな言葉。
>「ありがとう」に勝る名台詞を、今のところは思いつかない。
yurisさんらしい、その言葉をみつけたら・・・
是非、ご伝授ください(笑)
ホントねぇ~
何気に使ってるものね。
人のふりみて我がふり直す、これだけでも
亀田親子の会見は意義があったのかも(笑)
私も「よろしく」は落ち着きません。
外資系的というかカジュアルなコミュニケーションだと「よい週末を」で締めくくりますがこれは文字とおり週末しかつかえません。アポイントのメールだと「お会いできるのを楽しみにしています」でしょうね。なにかやってる方ですとますますのご活躍をあたりも使います。
besnow様
ラブレターの結び文だったら幾らでも考え付くんですけどね。
ビジネスレターの世界に新風を吹かせることができたら本望です。
頑張りますっ(^_^)
703様
亀田父子みたいなのを反面教師っていうのかな。
でももしかしたら、心を言葉にするのが不器用な人たちなのかも知れませんね。
Willow Road様
英文だったら、センスがあって歯切れの良い結び文が沢山あるんですけどね。
奥ゆかしさを良しとする日本文化との差なんでしょうか。
「ありがとう」
本当に、すばらしい言葉ですよね。
でも、なかなかありがとうと言えない人が多いです。ごめんなさいは、もっと聞きません。
ありがとうも感謝のこもったありがとうに出会うと、こちらも幸せな気分になれますよね。
リハル様
そうですね、「ごめんなさい」も聞きませんね。
学生時代、先生から「済みません」や「申し訳ありません」じゃなく、
「ごめんなさい」を使いなさいと言われました。
心のこもった言葉ほど、照れくさくて使いにくいのかもしれません。