ダットサン・ブルバード愛好家たちの昭和ツーリング

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松下電器産業から「National(ナショナル)」のブランド名が消えるという。グローバル戦略としては致し方ないのだろうが、ますます昭和の良き時代が遠ざかる悲しい気持ちになる。

物心ついたときからテレビも洗濯機も冷蔵庫も、私の周りの家電はナショナル製品だらけだった。ステレオならビクター、車なら日産が日本一だと、父は信頼を置いていた。

愛媛の田舎に居た頃から新し物好きだった父は、東京に出てきて就いた職が日産のセールスマン。お客様の前でまず自分が手本になるんだと、当時の流行車を乗り回していた。

写真はダットサン・ブルーバードの愛好家が集まったドライビングクラブで、休日のたびに景勝地に向けてツーリングしていた。
初代ブルーバードのキャッチコピーは「幸せを運ぶ青い鳥」。1963年には日産の勢力を挙げてサファリラリーに参戦したそうだが、完走には至らなかったらしい。

ダットサン・ブルーバード
ブルーバード・ドライブ会員

古いアルバムから見つけた写真の下には、母の文字で「伊香保・榛名湖方面」と書かれている。
エンジンは「水冷 直列4気筒」。上りの山道が続いたのだろうか、全員がボンネットを開けて一休み。当然クーラーはなく、首に手ぬぐいを巻いた父が煙草を吸っている。
私も写ってはいるが、まだ幼くて景色は殆ど見えず、瞼に浮かぶ残像は座席のシートのみだ。当時は舗装されていない道が多く、ガタガタ揺れる中でお菓子を食べては、道端にゲーゲーと吐いた苦しい記憶もある。

あれから何十年。充分すぎるくらい大人になった私は、Mini Cooper Sを愛車として、mixiの「ミニミニ大作戦」というコミュニティに入っている。
まだイベントには参加したことはないけれど、昔のブルーバードが列をなして走ったように、ミニ集団が山道をツーリングする光景は可愛いだろうな。

その時には古いアルバムに残った最後の白いページに、ミニが並んだ写真を貼ろう。
National時代のツーリング改め、Panasonic時代のツーリングと添え書きをして。

コメント

  1. ツネ2 より:

    父は車好きでいろいろな車を乗り回していました。
    yuris22さんの親父さんと同じダットサンに乗った記憶や、箱根の坂道でオーバーヒートして道路わきの水を汲んだとか、僕も車に酔いはいたことがありますね。
    僕もその血が流れてますが、最近やっと遊びにあわせた車選びになってきました。
    ルーフにはカヤックを積みます。ワンボックスですと持ち上げるのが力仕事なので、今は屋根の低いステーションワゴンです。
    先日、相模原から湘南に向けて車を走らせていたら、赤に白っぽいストライプのMini Cooper Sを見かけました。小さくてかわいい車ですね。

  2. yuris22 より:

    ツネ2様

    わあ~、幼少仲間ですね(^_^)
    オーバーヒートやら何やらでボンネットを開けて停まっている車を、
    最近はあまり見かけなくなりました。
    その点では昔の人たちのほうが、メカに強かったかもしれませんね。

    逗子は狭い道が多いのでMiniを購入したのですが、これも昔のMiniとは
    違って車幅が思いのほか広いのです。
    可愛いから、まっいいか!でちょこまかと走ってます。

  3. T.O より:

    こんにちは カテゴリから偶然見つけ拝見させていただきました。
    とても読みやすく楽しいブログですね。
    今後も遊びに来ると思います、 楽しみにしています。

  4. 素浪人 より:

    過日の日記にあった「フェラルディーZ」と今回の写真は大変貴重ですね。
    機会があったら日産の広報あたりに見せたら喜ぶと思いますよ。

    今の車は「電化製品」の様にマイコン化されて、一昔前の様な修理屋は必要とされませんね、残念ですが・・・。

  5. yuris22 より:

    T.O様

    いらっしゃいませ(^_^)
    読みやすいと言っていただけることが物書き冥利に尽きます。
    ありがとうございます。

    なるべく毎日アップするようにしてるのですが、飲み歩く楽しい日々が続く
    と2~3日、まっいいか!になってしまうかも(^_^;)

    時々は覘きにきて頂くと幸せでございます。

  6. yuris22 より:

    素浪人様

    アルバムをめくっていると、思いがけない掘り出し物を発見します。
    映画の「Always」どころじゃない、私の身内が出演してるんですものね。

    それにしてもまだ動いていた古い家電を捨ててしまったのは惜しかった。
    今我が家に残っているのは蓄音機のみです。
    ハンドルを回して、家族の懐かしい声たちが帰ってきたらもっと嬉しいんだけど・・。

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