北斗七星を見つけた夜

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久しぶりに昨夜、北斗七星を見た。
もちろん夜空でそれを探したことは何百回もあったけれど、オリオン座ばかりが目に付いていた。四角形の中に星三つは初心者向きだ。

なぜ昨夜見つけたかというと、ゴミ置き場に行った帰りに何気なく見上げた空、それも建物に挟まれた空に、どんぴしゃ北斗七星しか見えなかったからだ。

ひしゃくの先端を5倍に伸ばした所には、Polar Star(北極星)。地球の自転軸と同じ方向(天の北極)に位置している。
じゃあ、南極星は?と逆側を探しても、北半球から天の南極は見えないし、そもそも南極星という恒星は現時点で存在していない。

極に関しては、吉田篤弘の小説『つむじ風食堂の夜』に、常連たちが交わす面白い議論が出てくる。

「北と南にはそれぞれ極がありますけど、どうして東と西にはないんですかね」
「ないんだっけ?」
「そうなんですよ。北と南はどこにいても同じなのに、東と西は今いる場所で変わってくるんです」
「いや、そこが面白いんじゃないの?何でもかんでもきっぱりしてたらつまらんでしょう?北と南とふたつもありゃあ充分ですよ。残りのふたつはどうぞご自由にと神様が手を抜いてくれたんです」
(吉田篤弘『つむじ風食堂の夜』 月舟町余話から引用)

西から東を見れば、向こうからもこちらを見ている。西→東→西→東、つまりはどっちにいても同じことだと神様は言っている。
くよくよと他人の顔色ばかり気にして生きるなんてナンセンス。相手だって充分にこちらを気にしているのだからお互い様だ。

南極星がなくて不安でも、見失わない北極星がある限り、なるようになるよ(^_^)
今夜の空がまた楽しみになってきた。

コメント

  1. ツネ2 より:

    じっくり読ませていただきました。
    そんなことで悩んでもということで、
    また遊んでしまいます。

  2. yuris22 より:

    ツネ2様

    必ずなんとかなる。
    今までの人生、何とかなってきたから此処にいるんだと思っています。
    楽天的といっちゃ、確かにそうなんですけどね。

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