被害者に携帯カメラをなぜ向ける?

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歩行者天国の秋葉原で起きた通り魔殺人。
テレビ中継を見ながら、これは白昼夢ではないのかと現実が信じられない。

一昔前なら有り得なかったのは、時間を追う毎に各局でどんどん増えていくリアルな映像。
通行人たちが携帯のカメラで撮影した写真や動画が使われているのだろうが、私には惨劇にカメラを向けている人たちの眼がひどく異常なものに感じられた。

交差点の真ん中に倒れた被害者に人工呼吸をする人たち。
背中を刺されてうずくまる女性の後姿。
路地裏に逃げ込んだ犯人を警官が取り押さえるまでの動画。

ネット上には今この瞬間もこれからも、残酷な映像が公開されていく。
アップロードのボタンをクリックし、何人がアクセスしてきたかを誇る輩も現れる。
携帯サイトに犯行予告を書き込んでいた犯人の続きを、見知らぬ誰かが書き込む。

イラク戦争からだったか、殺戮の場面を生中継する世の中になり、眼を背けるべき残酷な映像を見ることに慣れていく。
望まれるのはもっとリアルな映像、どこにも負けないスクープ。
今回の無差別殺人事件、素人報道カメラマンたちの写真を採用するにあたり、放送局は何らかの規制を設けているのだろうか。

人生途上、はからずも被害に遭い亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

コメント

  1. 荒井 利博 より:

    本当に怖い世の中です。
    犯人も異常だが それをカメラで撮っている人の
    神経が信じられない。そんな暇があったら早く
    助けに走れ!と言いたくなる。にわかスクープ
    カメラマンにでもなったつもりなのか 今するべき
    事が解っていないみたいだ。日本国はそんな国では
    なかったはずだ。本当に涙が出てくる。

  2. yuris22 より:

    荒井利博様

    電子機器が発達して便利になればなるほど、心の距離が遠くなる気がします。
    思いやりとか人情とかは、絵空事の世界になってしまったのしょうか。

    経済面でも世界ランキングから落ちていく日本は、情操面でも下りに下って
    この先どこへ向かうのか心配です。

  3. 素浪人 より:

    合掌。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
    阪神大震災時「カメラ担いで来るなら援助物資を持って来い」と批判されたマスコミは学習能力が無く。
    人々は「思いやる心」「想像力」を失いつつあるのか?

  4. yuris22 より:

    素浪人様

    某大学の教授が「今の秋葉原は電気街というより、劇場になっている」とコメント
    していました。
    街が歪んでいます。
    それを撮りに来るマスコミも歪んでいるけれど・・。

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