去年も9月は揺れたけれど

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昨年、安倍首相が辞意を表明したあくる日に「満身創痍の龍が行く」(2008.9.13)と題して日記を書いた。バスルームの窓から黒い龍のような重々しい雲を見たのがきっかけだ。

その日の夕方には不気味な夕焼けを撮影して不安にかられていたら、数時間後にインドネシア・スマトラ島沖M8.2が発生。下がその時の写真である。

2007年9月12日の夕焼け

それから1年。今度は福田首相が突然の辞意表明をして政局が揺れている中、ジュセリーノの予言でネットを中心に大地震への不安が高まっている。

『9月13日。南シナ海(ルソン島沖)で地震と津波が発生する。地震はM9.1の規模で、フィリピン、台湾の地域では最大級の地震となる。津波は中国南部(香港、海南島など)で30m以上のものが発生する。 100万人以上の犠牲者が出る。また、この地震が起きなければ、名古屋を震源とするM8.6の東海地震が発生する可能性があり、その場合は600人の死者と3万人が家を失う。』
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)

上記がその予言の引用なのだが、ネットでは「東京にくる」、「1年後に延びた」、「昨日北海道の十勝沖で起きた震度5弱がそれだった」、「13日ではなくて満月の15日にくる」等々、まさに流言飛語の書き込みが多い。

私の中では国民のエネルギーが総裁選に向いている間は大地震は来ないと思っていたのだが、さすがに昨日の夕空にはギョッとした。
家から見て東南方向をベースに孔雀みたいな放射状の雲が広がっている。南に目を移せば、大地震の数日前に出るというさざなみ状の雲。どうしてこんな雲が出たのか、毎日逗子の空を観察していた中で初めてのことだ。

2008年9月11日の空1 data-recalc-dims=
2008年9月11日の空2

今年8月8日の地震のときは1週間前に知らせた友人たちに、とりあえず「気をつけてね」のメールを送ったが、後で冷静に考えるとこれまで当ててきた感触とは違う。居ても立ってもいられないという、心のザワザワ感がないのだ。
しかもその晩の空は月が白くて美しく、心地よい秋風に夜もぐっすりと眠れた。今朝になってみれば爽快で、これからは仕事の秋だ!と前向きなパワーが湧いてくる。

危なく自分を見失うところだった。
悪い予感が広まっていくと、それはマイナス思考となって人々の心に集積する。皆で「諦める」「誰かのせいにする」という楽な方向へ流れていき、予感が怨術になる。
うっかりハマってしまうところだったなと反省。去年の9月13日に日記を締めくくった文章を再確認した。

「政治も地球も不穏な動き。こんな時こそネガティブな感情に流されず、自分を見失わないように踏ん張っていなくては・・。他人任せではいれらない。垂れ込めた雲を押しのけて青空を広げていくのは、ポジティブな集合体となった私たち国民ではないだろうか。」

そう、大切なのは9月13日に大地震がくると当てることではなく、9月13日に来ないでと祈ることでもない(そう思うことが既にネガティブだ)。ポジティブな予知能力を磨き、それが当たることを広めた方がどれほど良いことか。

備えあれば憂いなしで、三匹のこぶたのようにレンガの家を建てて、あとは明るく前向きに生活していればお天道様は味方してくれるはず。

今日の空はピクニックに行きたくなるほど、のどかな秋日和。
どこからやってきたのか、ヒワが軒先でピチュピチュと可愛くさえずっている。

2008年9月12日の空

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