もしミサイルが落ちていたら

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がっかりしている。今朝は5時から起きて働いてるのだから機会はあった。何をがっかりしてるかって?北朝鮮のミサイルが発射されたというニュース速報を見られなかったことだ。
原稿書きを終えてハッと気づいたら正午過ぎ。慌ててネットでニュースを見ると、11時半頃に発射、11時37分には東北地方から太平洋へ通過したと出ている。昨日は誤報を聞いただけに、今日こそはと確信していた。

これまでして待ち構えていた理由は不謹慎ではあるが、「もしかしたら死ぬんじゃないか」という緊迫感を味わってみたかったからだ。

五木寛之の『遊行の門』に「本物のマイナス思考は、人を勇気づける」という一節がある。
余命6ヶ月と宣告されて、あと6ヶ月もあると考えるのがプラス思考で、あと6ヶ月しかないと考えるのがマイナス思考なら、後者のほうが自然だと語っている。なぜならあと6ヶ月しかないと考えれば、過去の安易な生き方を後悔し、残された日をより良く生きようと念じ、一日一日を大切に生きていくからだ。
結論を引用すれば、「本物のマイナス思考は、人を勇気づける。良い生き方をしようと願う心を励ましてくれる。マイナス思考は、プラス思考の母であり、出発点だ。」

ポジティブというか楽天的というか、私は怠けることが大好きだ。困難の壁にぶち当たると「なんとかなるさ、明日頑張ろう」と、今日を遊んでしまう。実際に何とかなったから生きているのだけれど、今しかないと頑張れば、明日はもっと沢山の新しいことが出来たはずだ。

結果的に、北朝鮮のミサイルは落ちてこなかった。しかしもし自分の上に落ちたとしたら、ニュース速報で発射を知り、カウントダウンしていく数分間の間に何をしただろう。今回のミサイル騒動は私にとって、本物のマイナス思考を知るためのシミュレーションだったと思っている。人間の最高の財産とは未来に残された時間だ。

コメント

  1. marie より:

    ホント、ミサイルが本土に落ちなくて良かったです。
    ドキドキものですよね?
    日本の緊迫感を他所に北朝鮮では「人工衛星打ち上げ成功」と発表してましたね。

  2. yuris22 より:

    marie様

    東北の皆さんは本当にハラハラなさったでしょうね。たとえ人口衛星であっても、何で日本の上を飛び越えていかなきゃならないのか、北朝鮮のやることは理解の範疇を超えています。食糧危機を脱するために、脅しで援助を得ようとするなんて、心が貧しすぎます。洗脳国家の恐ろしさを改めて知りました。

  3. macoto より:

    五木寛之さんのエッセイ好きで
    共感なのですが、北朝鮮のミサイルで
    そういう見方ができるのは新鮮でした。

    基本的に五木寛之さんは同じ事を例えを変えて
    ずっと説いているように思うんですが
    物事の捉え方がすっと心に入ってくる気がします。

    織田さんの文章も読みやすくて自然と読み進められて
    心地よいと思います。
    また読みに来ますね。

  4. yuris22 より:

    macoto様

    五木寛之さんは下積み時代に、放送作家として原稿を書きまくったと聞いています。耳で聞く文章の書き方に慣れているから、読みやすさに繋がるんでしょうね。
    私も放送作家&作詞家からスタートしたので、歌うように文章を書くのが自分なりのスタイルです。まだまだ修行途中ではありますが、試行錯誤で書き散らしているブログでも、読みに来てくださる方がいることで励みになります。
    継続してきて良かった。ありがとうございます。

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