食糧危機に備える初めの一歩

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9月になって、家のベランダでは実りの秋を目指す菜園計画が進んでいる。今まで花を植えていたプランターを野菜に切り替えて、ちっぽけながら初めの一歩。芽キャベツと足長ブロッコリの苗が風に揺れている様を見ていると、子育てしている気分になる。

家庭菜園

そんなベランダの宝物に、昨日は突発事態が起きた。台風9号がもたらした大雨に打たれ、プランターの苗が土ごと流れ出しそうな勢いだ。びしょ濡れになって室内に取り込んで、これから幾度となくやってくるであろう災害を案じる。気象庁が認めた異常気象は、猛暑の次に台風と水害、そのあとは冷害を引き連れてきて、農作物の育成を妨げるんじゃないかと心配になる。

泥にまみれたプランターを玄関のタタキに並べ、しばらくして様子を見に行った。薄暗い中、与六が横に並んでガーディアンのごとく寝そべっている。猫草としてかじるのでなく、見慣れない物へちょっかいを出すでもなく、餌のカリカリを食べに行くのさえ我慢して、夜になり雨が上がるまで根強く続いた。生きているものを守ろうとする動物の本能なんだろうか。

神霊のメッセージを自動書記した『日月神示』に、気になる一節がある。
「今に食い物の騒動激しくなると申してあること忘れるなよ。今度は共食いとなるから、共食いならんから、今から心鍛えて食い物大切にせよ」
(日月神示「梅の巻」第十四帖より抜粋)

食糧の7割以上を輸入で賄っている日本は、アメリカ、中国、ロシアなどが自給確保のために輸出制限を行えば、たちまち食べ物の騒動、奪い合いが起きる。壊滅的な干ばつに泣いたロシアの穀倉地帯は、9月末までに作付けする冬小麦に賭けているが、これも天候次第。失敗すれば世界の小麦在庫はガクンと減り、市場は大混乱に陥るだろう。

環境破壊と異常気象で、飽食の時代は終わりがくる。自給自足に立ち戻り、茶碗に残ったお米一粒でも大切にした時代に戻ることが、日本人の生きる道に思えてならない。

コメント

  1. muha より:

    こんばんは。天下の暴論‥穀物 野菜 の遺伝子に放射線照射すると実はドデカくなるそうです…質より量よね。太陽に灼かれるだから

  2. yuris22 より:

    muha様

    確かに暴論ですね(笑)
    ミニきゅうり、ミニアスパラ、ミニトマト等に混じって、メガ野菜が八百屋に並んだところを想像してしまいました。担いで帰るのが大変そう。

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