何歳ですか?と聞かれたときに

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男女を問わず年代を問わず、実年齢より若く見られたいと願っている人が多い。むろん私も今はもちろん、20代の頃だって若作りに励んでいた。昨年8月の日記「遊んで遊んで遊んだ夏」に載せた写真は25歳だったと記憶しているが、湘南ボーイたちから「どこの学校?」と聞かれることが何より嬉しい褒め言葉だった。

しかし嬉しい反面、本当の歳を言っていいのか戸惑う。25歳を超えたら現役引退組だと真剣に思っていたのである。おしゃれとメイクと恋愛に長けた今の10代の女の子たちが、20代はオバサンだと言うのと同じ感覚だと思う。

やがて正真正銘のオバサンになれば、周りも気を使ってくれるのだろう、ストレートに歳を聞いてくる人は少なくなった。それでも「幾つなの?」と執拗に聞いてくる無粋な人間にはどう答えればいいか。これが今日の本題だ。

昨日の日記「アッパークラスのゴルフレッスン」に書いた往年のお坊ちゃまからのクイズ。
「ヨーロッパのマダムは、歳を聞かれると何て答えるか知ってるかい?上流階級の粋な答え方があるんだよ」

う~ん、何だろう。よくあるのは「いくつに見える?」と聞き返す方法だ。「昭和○○年」と答え、相手が年齢を勘定してる間に話題を他に向ける方法もあるし、「いいじゃないの、歳なんて」と開き直る方法もあるが、どれも在り来たりだ。

「教えてあげる。『20歳は超えています』って微笑むんだ。それがお酒の席だったら、なおいいね」

なるほどね。確かに20代でも30代でも通用する方法で、それが60代、70代と歳を重ねているほど、粋でチャーミングな返事になる。それでもしつこく歳を聞いてくる相手にはどうしたらいいんだろう。
「幾つがお望み?」と聞いて、いちばん高いカクテルを奢って貰うとするかな。ミセス・ロビンソンみたいな大人の女を想像しつつ、さっそく何処かで使ってみたい会話術である。

下の写真は今年の6月、恵比寿のレストランで撮って戴いたもの。20歳は超えています。

2010年6月

コメント

  1. 的は逗子の素浪人 より:

    なるほど、素敵な会話ですね。
    男性の場合はどうなんでしょうか。実年齢を言った方がいいかな。

  2. yuris22 より:

    的は逗子の素浪人様

    私の思い込みなら良いのですが、男性は美的アンチエイジングについて無頓着なのか、実年齢より老けている方が多いように見受けられます。その観点から言えば、相手に実年齢を明かせば、良くも悪くもホホーッと驚かれるかもしれませんね。

    でも女が期待するのは、若さよりはキャリアです。髪が真っ白であろうと、仕事に燃えて生き生きとしている姿はセクシー!
    ついでに言えば、メタボを年相応と開き直るのでなく、自己鍛錬で引き締まったボディをキープしてほしいです。
    ま、いいっか!と、流されない男でいて下さいませね。女は自分のことは棚に上げ、人を冷静に見ています。

  3. ろばーと より:

    「言葉の魔力」とはよく言ったものですね。仕事がプレゼンテーションにはよく立ち会うのですが、たった一言が場の流れを大きく変えたりします。

    私も気のきいた言葉の言える人間になってみたいものですが、私なんかとは違い、白人は上手い人が多いですね。

  4. yuris22 より:

    ろばーと様

    白人は相手をいい気分にさせる達人ですね。奥さんに対しても「愛してる」「きれいだよ」を連発。でもその割に離婚率が高いのは、褒め言葉も耳タコになるのでしょうか?

  5. marie より:

    ゆりさん、とてもキレイです。
    それにお若いです。

    やっと、新しい会社での仕事が始まりました。
    今日で二日目。
    無事に終わりました。
    出社するまではかなり不安でしたが、とても人間関係が良好でした。
    もう、うれしくてうれしく会社に行くのが楽しいですよ。
    38歳で出逢えた仕事、仲間。。契約社員でパートですが大事にしたいと感じています。
    再就職をして感じたことがあります。
    主婦でも仕事をしていた方が断然、輝けると言う事。
    結婚しても子供産んでも、社会人として仕事を持つことは自信にもつながります。
    ゆりさんのブログの記事にも話がつながりますが、若く見られるし、頑張ったことに対して必ず、誰かが褒めてくれます。

    「若いね、肌がキレイ」「オシャレ」こんな事を女性は言われたら「もっと頑張ろう、キレイになろう」とやる気が漲りますよね。

    「何歳ですか?」
    今度聞かれたら、「二十歳は過ぎてます」と言ってみたいです。

  6. yuris22 より:

    marie様

    ありがとうございます。私も自信が湧いてきました。

    かい職場にデビューされ、生き生きと仕事されている様子が伝わってきます。女として専業主婦も選択種の一つですが、社会と接点を持って生きていくことは、現役でいる自分を磨くチャンスですものね。
    ポジティブなmarieさんには運が味方しています。運とは人間関係が運んでくるプレゼント。どんどん人間関係の輪を広げていってくださいね。

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