哀愁のワンショット

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横須賀線にて

その光景を見たとき、誰かが飛び降りたのかと思った。
横須賀線の上り最終電車、ドア付近に紳士靴が揃えて置いてある。

しかし向かいに座っているおじさんは素知らぬ顔で夢の中。
ホームの駅員も慌てた様子はない。

たぶん靴の主は足を解放した心地よさと共に、シートで酔いつぶれているのだろう。
酔っ払いの観察は楽しい。 泣いたり笑ったり怒ったり、電柱に話しかけたり、山手線を何周もしたり、そこには渡る世間のペーソスがある。

たぶん終点まで行くのだろうと思うピカピカの靴。
いつも磨いてくれる人のために、明日はまっすぐお家に帰ろうね。

コメント

  1. marie より:

    酔っ払いですか。見るだけならいいけど、絡まれるのは嫌ですねー。
    私は二度程、絡まれて嫌な思いをした事あります。
    けれど、このワンショットは笑えますね。
    私は日常生活では電車に乗る事はありません。
    東北の田舎町に住んでいるので、旅行とかにでも行かない限り電車や新幹線に乗る機会はないです。

  2. yuris22 より:

    marie様

    昨年の秋、東北に旅行したとき驚いたこと。
    車は一家に一台ではなく、一人一台なのですね。

    地価が高く駐車場不足、しかも渋滞だらけの東京では、車は週末だけで
    普段は電車通勤の人が圧倒的に多いと思います。

    ただし帰りが遅くなると、お酒臭い電車には辟易しますけれどね。
    という私も酔っ払いの一人だったりして・・(^_^;)

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