秋刀魚の刺身とクッキー1袋

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華やいだ年頃が過ぎるとパーティーに呼ばれるのがだんだん億劫になる。昨夜はウェスティン東京でクリスマスパーティーがあり、久々にドレスアップして出かけた。寝て起きたままのパジャマ姿で仕事するのが日課の物書きには「あなた誰?」と言われそうな変身だ。

バカラのシャンデリアと樹木のイルミネーションが眩しい恵比寿ガーデンプレイス、どこを見てもカップルだらけ。写真を撮る気にもならず、ホテルの地下1階に直行する。

会場に入って案内されたのは、1人参加者が集う丸テーブル。こりゃ飲んで食べるしかないなと元を取るモードに入っている。最初のアトラクション、バリトン歌手のミニコンサートでもテーブルの話題は「秋刀魚は刺身で食べられるか」で盛り上がり、秋刀魚の新鮮さについて議論が沸騰する。当然ながら周りからシーッ!と叱られた。

クリスマスパーティー

充分アルコールに満たされた頃、次のアトラクションは「じゃんけん」大会。電動自転車、バカラのグラス、空気清浄機、ホテルの宿泊券など、パーティーの参加者全員がプレゼント提供者と向かい合ってじゃんけんし、最後まで残った1人が賞品をゲットできる。

「最初はグー!じゃんけんぽん!」
あいこは負けというルールなので、1回戦で残る確立は1/3。勝負運がいいのか、私はここまでは勝つことが多い。しかし問題は2回戦だ。
今出したパーに縁起を感じてもう一回出すべきか、それとも相手の性格を読み取って新たな手を打つべきか。一か八かでもう一度パーを出すと、あー負けちゃった・・。
その後プレゼンターを観察していると、彼はなんとグー・チョキ・パーを交互に出し続けていることが判明した。

周りのテーブルではワーッと歓声が上がっているのに対し、「もう飽きた」の声が出始めた我らがテーブル。豪華な賞品は出払い、20人分用意されているというプレゼントが最後となった。
私たちは3名が残って、やっとのことで勝利の笑顔を向け合う。そしてゲットしたのはクッキーを1袋。「やったー!」と戦利品を掲げ、重たい品物が当たらずに良かったと、負け惜しみを言いながら帰途についたシングルベラーズであった。

賞品のクッキー

コメント

  1. 風小僧 より:

    できれば、バカラのグラスが・・・。
    初対面で同席した方々との語らいはジャンケンが取持つ縁になりましたでしょうか。
    バカラのグラスであれば、私も岐阜まで持って帰れそうです。
    「秋刀魚の刺身」と見て落語かな?と思う私にはウェスティン東京の華やいだ場所より居酒屋が似合いそうです。

  2. yuris22 より:

    風小僧様

    もちろん、バカラのグラスの方が・・(涙)
    同席した方々はとある団体のメンバーで旧知の仲なのですが、他のメンバーはご家族ご友人同伴だったので、一人参加者だけ集まるテーブルが出来たわけです。ジャンケンで団結し、親交はますます深まりました。

    華やいだホテルより居酒屋が似合うのは私も同じ。酔っ払ったお父さんたちとの会話に安らぎと平和を感じる日々です。

  3. marie より:

    おいしそう(^-^)
    おいしいものを食べたり、ご馳走になったりした時って本当に幸せですよね。
    それは、決して、高価なものだけに限りません。
    おいも一つでも目玉焼きでも何でもおいしければ、幸せを感じる事が出来ます。
    そろそろ、今年も終わり。1日は自分の為の休みを取ったので、美容院に行き、自分の好きに過ごします(笑)
    主婦だから、母親だからなんていう事はその日は忘れて、くつろぎます(^-^)

  4. 素浪人 より:

    じゃんけんとかビンゴとかは、簡単で盛り上がるよね。
    拙者らのもよくやるけど、景品は「勝っておめでとう!!」の殊勝声援のみ。
    だけどそれだけでも、なんかうれしい(やっス~ぅ~!)。

  5. yuris22 より:

    marie様

    安価でおいしいものと言えば、最近キャベツ炒めにはまっております。調理法はサラダオイルで炒めて、塩コショーでシンプルに味付けしただけ。ソースをかけるか醤油をかけるか人によって好みがあるらしいですが、私は何もかけない派です。
    素材の味って、幸せを感じますよね。

  6. yuris22 より:

    素浪人様

    ビンゴといえば、穴が沢山開いたからってすぐにビンゴ!とは限らないのが不思議です。過去に当たった賞品は、なぜかお食事券ばかり。すぐにお腹に入ってしまいました。

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