若者たちの目的意識

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また槍玉に上がった麻生首相。19日にハローワーク渋谷を視察した際、求職に訪れた24歳の男性に「何がやりたいか目的意識をはっきり出すようにしないと、就職というのは難しい」と諭したという。
今朝のニュースバラエティーでは「的外れだ」「失言だ」とコメンテーターたちが一斉攻撃。しかし総理の助言は的を得た部分もあるのでは?と私は思う。何故なら報道では「どうせ働くなら六本木とかそういうところで働きたいですね」と話す男性の声が抜け落ちていたからだ。

今の若者たちが希望する職にありつけるのか、確かに現状は厳しい。都内の求人広告では未経験者OKを謳う営業職が目に付くが、内向的な自分には無理だと諦める人が多い。

昨夜、20~30代が中心の忘年会に参加して、自動車ディーラーの営業マンに話を聞いた。不況の煽りを受けて車の売れ行きは厳しく、ある営業所では10人の営業マンが1ヶ月かけて1台しか売れなかったという惨敗結果も出ているそうだ。
休日返上で毎日100軒のお客を回り、門前払いは当たり前。最近では車を売るよりカーナビや保険、JAFの入会勧誘などを持ちかけているのだが、玄関で応対してくれる家の方が珍しいという。

車で来ているからとアルコールも飲まず、彼はきっぱりと言った。
「転職するとしたら、絶対に営業なんかやりません!」
それでもドアを叩いて回る日々だ。

80歳を越えたお爺さんが、その自動車メーカーの株を売ってまで彼から新車を買ってくれたときには飛び上がるほど嬉しかったと語る。
企業が車を買わなくなったと言っても、耐用年数を越えれば買い換えざるを得ないから需要は絶対にあるんだと語る。
モチベーションを捨てていない瞳はキラキラと力強かった。

若さの利点は、探せば職があること。しかし何の職業に就こうと目的意識は必要で、ただ何となく働いたのでは、ただ何となくの未来しかない。
「世に生を得るは事を成すにあり」(司馬遼太郎「竜馬がゆく」より引用)
今こそ坂本龍馬に喝!を入れてもらいたい平成の憂世だ。

コメント

  1. 風小僧 より:

    私が就職した頃は、自分が専攻した分野へ行く事が多かった。働く目的も生活をしなければという思いだった。
    そして働き出してから少し少し自分の歩む方向を決めていった。
    転職を繰り返した私でも、未来の自分の姿はおぼろげながらあったような記憶がある。
    就職先は一生の場として考えられた時代でもあったが、物質的な欲求が支えていたのかもしれない。
    しかし、それも自分の将来を考えてのこと。
    働くことの意味は人それぞれだが、少なくとも「こうありたい」という欲求は働くことへの意欲につながると思う。
    何もかも用意された生活に慣れてしまう事が恐い。

  2. yuris22 より:

    風小僧様

    私は今の歳になっても、「こうありたい」未来を夢見ています。肉体的には不可能でも、頭脳でなら一生働ける・成長していけると信じているからです。

    >何もかも用意された生活に慣れてしまう事が恐い。

    同感です。それじゃ人生の楽しみがない。自分でレールを敷きながら走るのは苦しいけど、後ろを振り返ったときの感慨はひとしおですね。

  3. ☆ベアちゃん☆ より:

    「何がやりたいか目的意識をはっきり出すようにしないと、就職というのは難しい」

    これは同感です。私が10年前大学生時代での就職難を体験したときも同じことを色々な人から言われました。

    逆に言えば、やりたいことにチャレンジできるチャンスと言えるのかもしれないですね。

    もちろん、全ての人がチャンスをつかめる訳ではないと思いますが、真に目的意識がはっきりしている人は芯が一本通っている分、逆境にも負けないのではないでしょうか。

    忘年会に参加して異業種、異分野、異世代の方々と接すると本当に刺激を受けます。

    年明け、いや今すぐにでも意識を変えて、来年の忘年会ではもっと笑っていられるようにしたいと思っています。

    あ、誕生日おめでとうございます。

  4. yuris22 より:

    ☆ベアちゃん☆

    今年の忘年会は・・なんだか元気のない笑顔でしたね。幹事で忙しかったせいかな。
    いつかベアちゃんの口から「仕事が楽しい!」と聞ける日を待っています。「彼女ができた!」って報告もね。

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