がっかりした麻生内閣メルマガ

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小泉元首相の時代から、毎週配信されてくる内閣メールマガジンを読んでいる。その数は、
創刊号もしくは創刊準備号から始まって、
小泉内閣メールマガジン 250号
安倍内閣メールマガジン  46号
福田内閣メールマガジン  46号
現在の麻生内閣メールマガジンは今朝配信された「春に花を」が第16号になる。

「春に花を」とは、宮城県で成人式を迎える女性から届いた手紙を紹介したもので、「水芭蕉は冬を耐え、春に可憐な花を咲かせる。新成人の皆さんも人生大きな壁に突き当たることはあるだろうが、花開く春が必ず待ち受けている。これからの日本をどうするかは、皆さんの意思とやる気にかかっている」という内容だ。

前向きに国家を支えようとする20歳は頼もしいかぎりだが、その後に続く麻生総理の報告にはがっかりした。第二次補正予算が成立したことに続き、関連法案に関しての現状説明を抜粋してみると、
「定額給付金も、早く皆さんにお配りしたいと強く思っています。しかし、補正予算を実行するための関連法案を、野党が採決しなければ、早く配りたくても配ることが出来ません。」
「その関連法案は、未だ参議院で審議すらされていません。野党の『引き延ばし戦術』という大きな壁にあたっています。引き延ばしの理由すら、私には分かりません。」

関連法案が進まないのは野党のせいだと、あからさまに述べている。確かにそうであっても、ピラミッドの頂点に立つ総理大臣が「与党」「野党」と政局の分裂を文章にして配信すべきものだろうか。ましてや「私には分かりません」では無責任すぎる。

マイケル・ダグラス主演の映画「アメリカン・プレジデント」で、対立候補からプライベートを突かれて支持率が低下した大統領が、法案成立に向けて行う起死回生の演説が心に残っている。姑息な手段を使うな。堂々と私に立ち向かって来い。私はアメリカ合衆国の大統領だ!と、男らしく勝負を挑むのだ。

物事の解決がつかないのを他人のせいにするのは簡単だ。しかしその時点で人間性は小さくなり「それならお前は何をしてるんだ?」と矢が跳ね返ってくる。
20歳の女性にも及ばない文章で、いつまで続くのかこのメールマガジン。自己改革なしに阿部内閣、福田内閣の46号以下で終わるのなら、日本の春はまだまだ遠い。

コメント

  1. 素浪人 より:

    結局 「選挙すればいいのに」と思う。支持が無いと自信はないよね。

    誠に失礼ですが 安部、阿部==>安倍 では…。

  2. yuris22 より:

    素浪人様

    選挙より景気対策が優先ということだったのに、ここまで期待を裏切ったのでは支持率低下は仕方ありませんね。
    ちなみに昨夜のYOMIURI ONLINEの記事は『ようやく言った麻生さん…「渡り」あっせん全面禁止』。まるでお子ちゃまを褒めてるみたいなタイトルです。

    阿部→安倍、訂正しました。ありがとうございます。
    実はアップする直前に「意思」が「医師」になってるのを発見。思いもよらぬ変換に一人笑いしました。

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