飲んだら問責の失敗

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時効になったから言うのではないが、私は子供の頃からお酒をたしなんでいた。父の横に座ってビールの泡を舐めながらゴックン。母が戸棚に隠していたチンザノを発見してゴックン。ビールの苦味は早く大人になれよと促す味であり、チンザノの赤には女の秘密が隠されていると思っていた。

それからウン十年、周りから酒豪と呼ばれつつ、G7で恥を晒した某大臣に負けず劣らずの失敗も多い。livedoor リスログで「お酒の失敗ランキング」を見てみると・・
1.記憶喪失
2.恥ずかしくて言えません
3.起きたら知らない女のコがベッドの横に・・
4.寝ゲロ
5.目上の人に突っかかる
少数派ではあるが「痣だらけ、血だらけ」「ケータイの履歴に見知らぬ発信」というのは私も経験がある。

それはエレベーターのない雑居ビル。4階の飲み屋で大いに酔っ払った私はフラフラしながら階段を下っていた。10段ほど降りて踊り場へ、また10段ほど降りて下の階へが面倒になり、エイヤッ!と階段を大ジャンプ。宙を飛べた奇跡を喜びながら、タクシーを拾って自宅に帰った。あくる朝ベッドの中で目覚めたら、両足が「痣だらけ、血だらけ」、捻挫もしている。どうして起きるまで痛みを感じなかったのか今でも謎だ。

それは携帯電話のメール。酔った勢いで「だーい好き」「愛してるわ」と恋人に送信したのに返信がない。だんだん不信感を募らせて「どうして返事をくれないの?」「誰かと逢ってるの?」と追伸を乱発する。
あくる日の仕事場、パソコンのメーラーを立ち上げて目が点になった。飲み屋で撮った料理の写真に続いて、どこかで見た文章が次々に受信されてくる。携帯画像を自分のパソコンに送った際の履歴を、新規メール作成の宛先として選んでいたのだ。「ケータイの履歴に見知らぬ発信」、送った相手は自分だった。いや、自分でよかった。

歳を取るほどにお酒も弱くなる。大トラをたしなめる標語は「飲んだら飛ぶな、飲むなら問責」とすることにしよう。

コメント

  1. marie より:

    お酒の勢いとは恐いものです。
    既婚者にもかかわらず、つい同僚(男)と携帯のメルアドを交換してしまいました。
    それから一週間は音沙汰なしだったのですが、最近になってメールの嵐!
    私が何をしているかまで知りたがる始末。
    最初はホンの挨拶だと思っていたら。どうも私に気があるそぶり。
    頭に来た私は「人との距離を持ちなさい!そんな風だと彼女が出来ないよ。」と言い放ったら、とりあえずメールは収まりました。
    世の中、本当に色んな男性がいますね。

  2. yuris22 より:

    marie様

    う~む、嵐のようにメールを送り続ける男性とは、女っぽくて引いちゃいますね。
    収まってくれて良かったです。
    チマチマと文字を打ちこむ携帯メールはどうも苦手。用件だったらさっさと電話で言ってくれ!と思います。ただし、大した用事もないのにダラダラ話すのも苦手。顔を見せて喋ってくれ!と思います・・って、だんだん男らしくなってきたのかなあ、私。

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