こんな夜中に何やってるの？

テレビで桜の開花予想が報じられると、まだ寒くても黒のダウンコートをクリーニングに出したい気分になる。景気は重くても心はフワフワ。世間は恋をしたくなる季節なのか、恋愛占いの特集メールが届いたり、外では猫がラブソング（つまり発情期）を歌っている。

そんな折に見つけたサイトは『初恋の人からの手紙』。
「あなたの恋愛を分析して、初恋の人から甘酸っぱい手紙をお届けします」って何だろう。さっそく呼び名、性別、生年月日、その他いくつかの選択質問に回答する。
「好きな人がいると仮定して、自分のことを相手におすすめできますか？おすすめ度を入力してください。」については、当然ながら「おすすめします！」を選んだ。

さて結果は!?「Internet Explorer ではこのページは表示できません」ってガクッ! ひどく混んでいる。何度もクリックしてやっと出てきた文面を抜粋してみよう。

「ゆりちゃんがおれに『別れないから大丈夫だよ』なんて言いながら徐々に連絡がとれなくなったあのころから、もう○○年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。」
「いつもどこかにいってしまいそうなゆりちゃんと付き合って、最終的には自分との戦いだということを学びました。」
・・逃げ方の上手な女だったらしい。ごめんね。

「これからもゆりちゃんらしさを大切に、あと、Gカップになるという夢もそのまま追いかけながら（笑）、新しい誰かと幸せになってください。」
・・どうして希望のサイズがばれたんだろう。大きなお世話じゃ。

「P.S. うちに黒魔術の本を忘れていったよね？そのまま持っているので返します。」
・・エンリケ・バリオスの「魔法の学校～ホワイトマジック特別集中講座」はベッドサイドの愛読書だけどね。黒いほうは実害を及ぼしそうなのでやめた。

この手は脳内メーカーも含めて、当たらずとも遠からじなのに驚く。さらに分析結果をクリックすると短評が出ていた。
「しっかり者で、男性を守る側になることも。相手の気持ちに配慮もできて精神的にタフ。弱味を見せないところがある。」

何だって!? まるで「鉄の女」みたいじゃないの、フン！
「私はコンセンサスというものは、さほど重要なものであるとは思いません。あれは時間の浪費の原因のようなものですから。」と、夜なべ仕事に費やすべき時間を浪費させてくれたソフトに、「合意できず！」のサッチャーの捨て台詞を返しておこう。でも面白かったよ(^^)