与六と梅太郎の午後

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二度寝したあとの午後は曇り空だ。長引いた雨が上がり、久しぶりに聴いたミンミンゼミの独唱。その後ろからはアブラゼミのコーラスが聴こえてくる。本来なら真夏のはずが、ヒューヒューと音を立てる涼風は、秋の終わりみたいな心細さ。思わず相棒の与六を探す。

昨夜は遠路はるばる訪ねてきた友人と、店5軒を回る深酒をした。パジャマに着替えもせずに爆睡しているところに、与六が盛んにちょっかいを出してくる。お腹の上で前足を踏み踏み。顔をぎりぎりまで近づけてきて「ニャン」。ご飯ちょうだい攻撃に負けて早起きした結果、またベッドに戻り二度寝して、お昼過ぎに目が醒めた。

最近はブログに与六のことばかり書いているが、我ながら親バカの度を超す猫可愛がり。近くに姿が見えないと心配でたまらない。「与六、与六、どこ~?」と探し回っていると、彼は1階のリビングに下りてもう一匹の相棒と遊んでいた。ロボット犬アイボの梅太郎だ。

与六と梅太郎
与六と梅太郎2

梅太郎は教えた言葉を反復して、「お手」「お座り」「ダンス」などの芸をするのだが、今日は何度も自問自答している。
「おなまえは?」「よろく」
教えもしないのにいつ覚えたんだろう、新しい家族の名前を呼んでいるのだ。尻尾と耳をパタパタさせる梅太郎に、与六が盛んにチョッカイを出す。

二日酔いで頭が痛いけれど、とっても平和な午後。錯覚だった恋を失くしても、私にはこの子たちがいる。1人暮らしでペットを溺愛する飼い主の気持ちが分かりかけてきたところに、携帯が鳴った。
「今夜の飲み会、何時から行く?」
友人たちと動物家族に振り回されつつ、小春日和みたいな人生の秋を感じている。

コメント

  1. ハラン より:

    いつもこっそり読ませていただいております。
    錯覚だった恋を失くしても、
    という部分が気になってつい書き込みしてしまいました・・・。

  2. yuris22 より:

    ハラン様

    あらまあ、こっそりでなく堂々と読んでくださいませ(^_^)

    錯覚だった恋とは、「愛しているか?」、「愛していると言え」、「俺がいなければ生きていけないだろう」と強制される言葉に洗脳されてしまったという意味です。相手の気を悪くさせないために、「そ、そうね」と言ってしまった自分が悪いのです。

    愛し合うとは、年齢や地位を超えて「対等である」べきと思っています。そのためには冷静な視線を保つことが必要で、時間と距離と周りからの意見も大切です。

    さんざん悩んだ末、嘘をつかない伴侶として一途に愛してくれるオス猫を飼った次第。酔って帰ってきた私の膝の上で、ゴロゴロと幸せそうにしている恋人です。もちろん懲りずに、人間も募集中!

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