猫ブームが導く経済効果

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猫とアヒルが踊るアフラックのCM曲「まねきねこダックの歌」が大人気だ。着うたダウンロードがEXILEを抜いて、配信開始から9日間で約15万DL。謎の小学生・たつやくんと、前作「アヒルのワルツ」を歌ったマユミーヌさんとのユニットだというが、歌の”ほのぼの”感に加え、近ごろの猫人気も後押ししているに違いない。

株式会社アイシェアの市場調査によると、ネットユーザー男女565名に「どのペットのブログを見ますか?(複数回答あり)」の質問を投げかけたところ、猫がダントツの78.8%だったという。実際に飼っているペットは犬がトップだというのに、ブログの閲覧では43.9%で、猫と34.9%もの差をつけた。欲しいペットの写真集でも、猫が圧倒的人気だそうだ。

かく言う私も、実家ではずっと犬を飼い続けてきたのに、初めて自分で飼うのは猫だった。身体の全てが曲線で出来ているのは究極の癒しであるし、清潔好きで臭いがなく、粗相もしない。留守番させても犬のように淋しがって吠えることはなく、ひたすら眠って待つ。お腹が空いたときにキッチンで媚を売る以外、基本的には飼い主に干渉しない我が道を行く同居人なのだ。日本の住宅事情からして、ブームになるべき「ゆるペット」である。

猫ブームといえば、1980年代前半には「なめ猫」が一斉風靡して、その後日本はバブル経済期へ突入した。2005年にも再ヒットし、滞っていた景気は上向きへ。猫は消費者をゆるい気持ちにさせて購買意欲を上昇させ、経済効果につながるという説もある。

このところ出費が増えた我が家の経済も、文字通り猫効果。飼い主の必需品より猫グッズが増え続け、おもちゃは家中に転がり、爪とぎ器だけでも5種類、キャットタワーは2種類、冬に備えて快適ベッドの「ねころん」まで購入した。雪で作るかまくらみたいな形に、ふわふわのマット。見るからに癒しの空間なのだが、肝心の与六は見向きもしない。朝ごはんの後にもっぱら好んで横になるのは、私の洗濯物が入ったランドリーバスケットである。

洗濯かごの与六

今日も空気は爽やか、心地よい秋晴れ。この上ない洗濯日和なのに、与六が上に乗っているので洗濯物を取り出せない。結局は夜に洗濯機と乾燥機を回して、電力会社の売上げに貢献しているのであるが、これも猫が生み出す経済効果なのかもしれないにゃ。

コメント

  1. marie より:

    またまた動画見せて頂きました(^-^)
    招き猫ダックかわいいですよね~。
    あのコマーシャルが映る度に我が家の息子が踊っています(笑)
    そうなんです!猫ってベットとかランドリーバッグ、引き出しが開いていれば引き出し・・・・・と、とにかく開く場所には必ず占領していますね、
    除ければいいのでしょうけど、かわいいから動くまでそのままにしていますね(笑)

  2. yuris22 より:

    marie様

    宅配便が来ると、真っ先に玄関に飛んでいくんですよ。段ボール箱の上に乗って、何が出てくるのか興味津々で待ってます。「上に乗ってちゃ開けられないでしょ」と身体をどかせても、頭を突っ込む、手でチョッカイを出す・・、その迷惑さが可愛いんですけどね。荷物を取り出したあとの空き箱は、その日のお昼寝場所となります。

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