人生の紅葉物語を撮る

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一眼レフのデジカメを購入して1ヶ月半近く経った。いっこうに腕が上がらないばかりか、海と猫の写真ばかり撮っているのには飽きる。修行の旅に出ねばと、紅葉を見に行く日帰りのバスツアーに参加した。団体行動が苦手な私にとっては勇気を振り絞った試みである。

新宿西口を朝8時に出発して中央高速へ。向かった先は清里・八ヶ岳方面で、窓の景色を見ながら走るのは久しぶりだ。自分で運転すると追い越しばかりに夢中になり、アスファルトの路面しか記憶に残らなくて、情緒とは程遠い旅になるからである(^^;

小淵沢ICで降りて紅葉ポイントを回るルートは、清里の東沢大橋(赤橋)、みずがき山自然公園、通仙峡。午前中は山肌に日が射して「山燃ゆる秋」であったが、午後になると天気予報通りに雲が広がって、紅葉は一気にくすんだ色になる。測光も露出も知らない私は、馬鹿の一つ覚えの全自動モードで写すのみ。初心者アマチュアカメラマンのそのまた駆け出しみたいな、公開するには恥ずかしい作品の数々をご覧下さいませ。

清里・東沢橋
清里・東沢橋2
瑞牆(みずがき)山
みずがき湖ビジターセンター
通仙境
通仙境2

駆け出しのくせに飽きも早いのが悪い癖。レンズを向けながら心の変化として、大雑把な遠景を撮ることがつまらなくなってきた。物書きという職業のせいか、部分的に切り取った風景が好みなのである。撮影するのは物語。同じギザギザの形をしたカエデであっても、近づくと葉っぱの一枚一枚が自己主張している。
「空に透き紅葉いちまいづつならぶ」(長谷川素逝)

紅葉1
紅葉2
紅葉3

約80枚写した中から最後に選んだのはこれ。手を広げた樹木の周りに、円を描くように散った落ち葉たち。樹木が人間だとすれば、落ち葉は長い人生のあいだに起こった出来事たちだ。喜怒哀楽の色に染まった何百何千のドラマが、裸ん坊の主人公を取り巻いている。
「日の暮れの背中淋しき紅葉かな」(一茶)

落ち葉のサークル

大粒の雨が振り出した帰り道は大渋滞。並んだシートから聴こえてくる寝息たちに交じり、旅する1日のドラマを終えた。

コメント

  1. 的は逗子の素浪人 より:

    朝焼けに映える白樺春支度(どぜう…鰻になれず)

  2. marie より:

    なんて素晴らしい紅葉!
    私の地元の東北でも近場で沢山見れてます。
    しかも、職場の周辺も紅葉なので仕事の傍らで窓から毎日眺めています(^-^)
    「人生の紅葉」・・・これから先の人生も高揚する程楽しい事が沢山あるといいですね(^-^)
    ゆりさんにとっても、私にとっても(^-^)
    やはり人生は諦めない事が大事です・・・そう言えば、悠香のお茶石鹸とてもいいですよ!
    紅葉に対抗出来るくらいの美肌になります!

  3. yuris22 より:

    的は逗子の素浪人様

    そうか、裸ん坊の白樺は春支度をしているのですね。どぜうはアナゴになるかも!

  4. yuris22 より:

    marie様

    悠香のお茶石鹸はCMを見るたびに気になっておりました。美肌というキーワードは女にとっての紅葉&高揚ですね。買っちゃおうかなっ(^^)

  5. muha より:

    6枚目 異形 みえますね。お炊き上げしてさしあげてくださいね。如何に焦点を合わせるかが 一眼レフの 真骨頂です。どうか 地縛 の念まで 撮し込まないように。メカって正直です。

  6. yuris22 より:

    muha様

    なんとなく陰気な場所だなと感じたのですが、曇天のせいと思ってました。一丸レフ、あなどれませんね。

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