命の重みのカレンダー

広告

光陰矢のごとしで、もう1月15日。「生涯における時間の心理的長さは年齢に反比例する」というのはジャネーの法則だが、子供の頃に比べて超早送りに月日が過ぎていく。そんな私に1日の大切さを教えてくれるプレゼントを戴いた。日めくりカレンダーである。

今まではといえば、我が家で壁に物をぶら下げる場所はピクチャーレールだけなので、必然的に1ヵ月表示の卓上タイプを使ってきた。しかし今回戴いたカレンダーは半紙一枚ずつの日めくりタイプ。釘を打って専用の場所を作らなくてはならないほど、ずっしりと重く大きな存在感だ。

日めくりカレンダー1
日めくりカレンダー2

存在感はカレンダーの厚みだけではない。一枚の半紙に印刷されている情報量の多さに驚いた。
例えば今日1月15日の行事は小正月、小豆がゆ、防災とボランティア週間、お菓子の日。
月齢は新月で大潮。九星六十干支は『九紫きのと』。六曜は『赤口』。天を四つの方角と七つの宿に分け、毎日の吉凶を占う二十八宿では『婁(ろう)』。「婚礼、建築、移転に大吉。衣類裁断は特に良し」と書かれている。

そして日替わりのことわざは『声無きに聴き、形無きに視る』(礼記)で、「子は、親がそばにいなくても何を言おうとしているかを察し、親の姿をいつも心に描いていなければならない」の意味。

ともすれば機械のようにルーティンワークをこなし、夜になったら飲みに行くかー!で終わってしまう1日。カレンダーでは単なる15という数字でしかない1日。しかし日付が変わり半紙をめくるたびに、私の人生にもう二度と同じ日が巡ってこないことを知る。それは命のカウントダウンとも言える。

日めくりカレンダーが教えてくれた1日1日の重み。空前の大地震に襲われ、水もなく屋根もない廃墟で怯えるハイチの被災者たちには、どんなに辛くて長い1日だろう。1人でも多くの命が救われるように祈ることと、インターネット募金をするぐらいしか私にはできないけれど、せめても今日成しうることに全力を尽くせる自分にならなくては思っている。

コメント

  1. 同感です!今日は新月、10種類の願い事にはハイチの被災者の方々に1日も早く、心休まる日が訪れるよう祈り、今、ネット募金しました。
    それにしても与六くんの登場は、いつもいつも癒されます。与六!有難うね。

  2. yuris22 より:

    マジックリン様

    ハイチには各国の救援チームがいち早く駆けつけているのに、日本政府は出遅れていますね。小沢氏の政治資金問題への対応が最優先なのでしょうか。鳩山首相もこういう時こそ有り余った資産をハイチに寄付すればいいのに、私利私欲に傾いた顔がだんだんと貧相に見えてきました。

// この部分にあったコメント表示部分を削除しました
タイトルとURLをコピーしました