プライベートクラブの夜景

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昨夜は赤坂アークヒルズクラブにて会食。アーク森ビルの1階受付でメンバー名を告げると、最上階(37階)へのエレベーターに案内される。コンランショップの創始者がプロデュースしたインテリアや調度品も素敵だが、ここでの最高の売り物は窓から見える東京の景色だろう。東京タワー、臨海副都心、レインボー・ブリッジ、新宿の高層ビル群、アメリカ大使館の広大な庭まで見おろすことができる。

丸テーブルを囲む個室で、フォアグラのムースやホロホロ鳥のグリルといったフランス料理に満腹。6人でワイン4本目に入る頃に、東京タワーのマジックに気がついた。

「あら?もう消灯かしら?」の誰かの声に、みんなで一斉に窓の外を見る。宝石箱の夜景。東京タワーを取り巻くアクアブルーの光の輪が一つ一つ消えて行き、空を突く錐体の灯りだけが残った。「あーあ」と溜息をついた瞬間、今度はオレンジの照明がまるでベネチアン・グラスのように灯っていく。一時間後ごとに照明パターンが変わることを初めて知り、大のおとなたちは秘密を共有しあった子供みたいにはしゃぎ出す。

アークヒルズクラブの窓から 東京タワー

画像はインテリア・コーディネーターの福元美紀さんと並んで撮った記念の一枚。この後はバーラウンジに移動してカクテルを飲み、銀座のワインバーで仕切り直してまたフルボトルを開け、時計を見れば午前2時を回っていた。

タクシーの運転手さんに「寝てていいですから」と呆れられつつ、首都高速湾岸線の夜景に大はしゃぎ。ライトを点滅させるクレーンのシルエットが、サファリのキリンたちに見えてくる。明日になればまた始まる日常を思いながら、久々に明けない夜を願ったフライデーナイトだった。

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