花粉症の季節が終息。与六のおねだりに負けて、今日は朝から窓を開けている。猫が外を眺めているのは自分の縄張りを見張るためだそうだが、与六の場合は外に出るチャンスを狙っているかも。花に水をやろうと網戸をちょっとでも開けると、鉄砲玉の如く飛び出すのだから油断がならない。「カラスに苛められるよ~」と脅かすと、空を見上げて鳴き声の主を探している。
4月13日で満1歳の誕生日。人間の年齢に換算すると成人になった頃なのに、やんちゃ盛り真っ只中だ。カッシーナのソファーを背から背へとモモンガのように飛び回り、オーディオの真空管アンプに飛び乗って壊し、鉢植えの蘭にぶら下って枝を折ってしまった。さらにテレビ、パソコン、アイボの梅太郎・・、飼い主が気を取られているもの全てに敵対心を燃やし、必ず手と頭が割り込んでくる。
そんな与六を見る人が真っ先に口に出す言葉はたいてい一つ。「まん丸ねぇ(笑)」。
猫でもなく犬でもなく、まるでスーパーボールにモコモコの毛が生えたような生き物。どこへ飛んで行っちゃうか分からない毛玉ボールだ。
与六がいない!宅配便が来た隙に玄関から出ちゃった?
そんな心配を1日に何度もさせてくれるけど、姿が見当たらないと思っても、向こうは私が見えている。息を潜めて待ち伏せし、ドアの後ろからジャンピング・タックル。驚かせて狂喜乱舞のモモンガ飛び。家中を走り回る追いかけっこが終了するまで、私は幼稚園の保母さんになる。
遊び疲れて、猫も春眠暁を覚えず。腕枕でスヤスヤしてるまん丸くんを起こさないよう、本のページを捲る音にも気を使う飼い主である。
コメント
本当にまん丸ですね(笑)マンチカンじゃないみたいですね。
ゆりさんの愛情をいっぱい受けつつ、悪い虫が付かないように癒し、守っているんでしょうね。
与六、愛おしいです!
まだ一歳ならまだまだ一杯想い出つくれますね!
猫は一歳で成人なら猫太郎は14年生きたからいったいいくつだったんだろう…と怖くなりました!
marie様
男性客を見る目が厳しいんですよ。気の弱そうなタイプだと完全に見下して、後ろから肩を叩いたりします(^^;
お客が帰った後は私にベッタリ。ボディガードから赤ちゃんに変身します。
猫太郎様
猫は最初は急激に、その後は緩やかに歳をとっていくみたいですね。14歳だと人間の85歳ぐらいでしょうか。寿命を全うしたのですから、次もきっと猫太郎さんのところに仔猫としてやって来ると思います。
家の猫もそうですね。
ドアが開くと出て行こうとします。
きっと外の世界に興味深々なのでしょうね。
湘南ミヤウチ様
猫によってはドアを開けておこうが、外に興味を示さない子もいるそうですね。縄張り云々だけでなく、チャレンジャーな猫、内向的な猫って分かれるのかな。