横須賀線の上り電車。鎌倉駅を過ぎるとグリーン車のデッキから大声が響いてきた。
発車間際に飛び乗ったお年寄り夫婦が、検札に来たグリーンアテンダントに抗議しているらしい。
妻「大船で降りますから、それくらい乗ってて構わないでしょ?」
G「申し訳ありませんが、デッキでも料金がかかります。隣の普通車にお移り頂けますか?」
夫「たった二つ先じゃないか。融通のきかない奴だな。すぐ着くよ」
G「区間に関わらずグリーン料金がかかりますので」
切れた夫はますます声を荒げる。
「国鉄(JR)は年寄りを粗末に扱うのか!わかった、金を払おうじゃないか!」
すったもんだの末、アテンダントが二人を普通車までご案内することで決着がついた。
どんな夫婦だろう?と、乗客たちの視線が集まる。しかも通り道の2階席に上がってきた妻は、グリーン席に腰を降ろして夫を待っている。またアテンダントに促されて一悶着。
もしこの老夫婦が礼儀正しく、杖でもついていれば同情が集まったかもしれない。しかし妻はブランドバッグを下げ、夫はイタリア風のカジュアルスーツ姿。どう見ても貧しそうにも、身体が不自由そうにも見えないのだ。
どんどん進んでいく日本の高齢化。いずれ私も仲間にはいるが、老人版マッドマックスみたいな社会になったらどうしようかと、末恐ろしくなる出来事だった。
コメント
高齢者だから、子供だからとか何でも許されることではないですよね。
赤ん坊ならまだしも・・・。
世の中を見ていると、大人、子供問わずマナーがなってない人を見かけます。
それが小学生とか幼児なら大人はきちんと教えてあげるのが大人だと思います。
先日、息子をゲーセンに連れて行った時の事です。
我が息子の目の前でカードゲームを独り占めしている幼児(推定3歳)が居ました。
親は何処へ??と思い、探し、他人だしな・・・と思いつつ、見ているうちに我が息子の後ろにまた一人男児が並び、あまりにも時間がかかるので、私は意を決して幼児に「お家の人は?」と聞いたら「おばあちゃん」と指差す方向に全く我が孫を見ていないおばあちゃんがいるではありませんか。そして「後ろにお兄ちゃん達が順番で並んでいるよね?もう、このゲーム一回やったよね?みんなでやるんだよ」と教えてあげたら頷いてくれました。
こんな小さな子供でも教えればわかるんです。
その子供を連れて来た大人は保護責任がありますよね?
子供に注意する前に大人も大人にならないといけませんよね。
早速ジョージ・ミラーに監督を頼みましょう。
近未来の荒廃した日本は、荒ぶれる老人達によって傍若無人な行いが横行していた!!
「無賃乗車」「シルバーシートの争奪戦」「病院の待合室の占拠」武器は当然ゲートボールのスティック!
果ては、見境無く飴玉を配る為、虫歯の子供が大量発生、きっ、危険だ(笑)
私の老人の定義では、老人を武器に我侭を通そうとする人はモンスターペアレントと同じようなものだと思う。
反面教師とされるしか無いのは悲しいですよね
これを許してしまうと「グリーン車」というサービスが破綻しちゃいますね。こういう人は飛行機でも同じことするのかしら?お年寄りだからという理由でこんな愚行を許したら逆差別だと思います。もしアテンダントさんの好意でグリーン車乗車が許されたとしても、こういった勘違いな人種はお礼なんて言わないかもしれないですね。
marie様
「三つ子の魂百まで」と言いますからね。人間社会のルールを教えなくてはいけない年齢だと思います。その子の家族が気付かないなら、周りの大人が教えてあげるという点で、marieさんは正しいことをなさったと思います。たぶん待っているおばあちゃんには理解できなかったでしょうけれど・・。
湘南ミヤウチ様
町の個人病院ですが、私より前に1人しか待っていないのに、後から来たご老人たちが10人以上、先に診察室に通されたことがありました。皆さんご近所の方で、朝のうちに診察券だけ出して自宅待機。あとは何時に顔を出しても先に通してもらえるのです。仕事を抜け出して来ている急病人は後回し。二度とその病院に行く気がなくなりました。
華梨様
静かな車内で高らかに携帯電話の呼び出し音を鳴らし、キンキンと轟きわたる声で喋っているのは、高齢者が多いように思います。メールが出来ないので仕方ないかもしれませんが、誰も注意できないことを逆手に取って堂々とマナー違反をしているのを見ると腹がたちます。しかも話の内容は大したことじゃないんですよね(^^;