みんなの党には愛想が尽きた

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2010年6月30日のYOMIURI ONLINE。「30日公開された2009年の国会議員所得報告書によると、主要9政党党首のトップは、みんなの党の渡辺喜美代表で、前年比1289万円増の4630万円だった。」
所得の内訳はともかく、3月末の逗子市議会議員選挙の応援に来た渡辺代表が「うちの党はカネがない!」と、狭い後援会事務所で同情を買うアピールしているのを聞いた側としては、騙された気分でいっぱいである。

民主党からみんなの党に鞍替えした若手立候補者を応援するため、応援団として自分の仕事を後に回し、徹夜続きでチラシ作りやホームページ制作の広報活動をした。もちろんボランティアなので一銭も貰っていないし、本業と並行しての作業なので、無理が祟って健康状態はダウン。血圧が上200、下120まで行き、友人の脳外科医に「ポックリいっちゃいますよ」とまで言われ、死ぬまで降圧剤を飲み続ける身体になったのである。

それでも応援団としては頑張った。徹夜明けに車で選挙ポスターを貼りに回り、公示期間中も公選法に触れない範囲内で、あの手この手を施した。誰もが落選だと言っていたが、執念でも当選させてみせると祈り、トップに躍り出る快挙を得た。しかし当選翌日から徐々に、自分が踊らされていたことに気が付いてきたのである。

最も落胆したのは選挙戦がひっ迫してからの、みんなの党の変わり様。市から配布する選挙公報を作成するにあたり、親玉である国会議員の秘書がああせい、こうせいと注文を付けて来た。直接ならまだしも、候補者の口を通して何度も作り直しをさせられ、Illustratorを操作しながら「私は文章書きであって、お絵描きやらDTPの達人じゃない!」と、胸の中で叫んだ。

当選後にはその親玉議員も秘書からも、1本の電話さえない。候補者には「当選してからの活動や、ホームページの充実が大切だからね」と言い続けてきたのに、たまに街頭で会って握手を求められる程度で、小さな応援者は忘れ去られた日々である。

笑顔ばっかり、口ばっかり、後足で砂をかける。みんなの党は支持率アップでお殿様になったのか、差し迫った県会議員選挙では一切の連絡もない。貧乏な物書きなんて捨て置け!(私だけでなく他の応援団にも)が、お金持ち代表・渡辺喜美の方針なんだろうか。

政治に興味がなくなった。もとい、政党に興味がなくなった。近づく参議院選挙。みんなの党候補者からTwitterにフォローを戴いたが、未来が見えて無視した。天狗の皆さんのフォローも削除した。
議員こそ給与を最低限にして、誠意ある人たちが財を投げ打ってボランティアでやればいいと思う苛立ちである。こんなに小さなペンの力だけれど、訴え続けて国民の幸せを勝ち取りたいと願うしかない。

コメント

  1. こまちゃん より:

    選挙は「お祭り」ですから、割り切っていかないとw

    σ(^ー^;)も手伝ってから、政治家嫌いになりました(爆

  2. yuris22 より:

    こまちゃん

    政治家って応援するものじゃなくて、自分がなるものなんでしょうね。心臓に毛がはえた人に限られますが・・(笑)

  3. marie より:

    今朝のニュースでみんなの党の渡辺さんが総理の発言にたいして意見をしていた。
    「言っていることがブレている」と。
    確かにそうでした。
    その時の気分なのか、自分の言っている事に記憶力が弱いのかわかりませんが、消費税のことに関してその土地によって数字がどんどんズレていくのです。

    総理大臣が変わっても今後の政治にもあまり期待出来ないなぁと感じたニュースでした。

  4. yuris22 より:

    marie様

    選挙前になると猛烈な他党批判をし、夢みたいに美味しい話をする。党の食い扶持を得るために当選は必須でしょうが、だんだん白けてきました。演説は上手かもしれませんが、魂胆が見え透いてます。当選さえすれば、他人の事なんてどうでもいいのです。みんなの党に限らず、どこも似たり寄ったりですけどね。

  5. s より:

    私も日本や地元の現状を心配していて、しかも政治家を手伝って不信者になった一人です。しかし、みんなの党は一千万人移民推進提唱者の浅尾氏が入っているので最初から警戒して支持しませんでした。

    みんなの党の政治家は経済問題については言うのですがいわゆる「亡国法案」についての質問にははぐらかす人が多くて私は信用できません。例えば外国人参政権について反対ですか賛成ですか?と聞くと党としては反対なはずなのに「仮定の話には答えられない」とか「帰化手続きを簡単化することが必要です。こんなに沢山の書類が必要なんですよ!といって手で40cmほどの厚みを表現したり」(A氏)とか。

    そこで問題なのは信用できない人間を使ってどうやって国や市町村を良くしていくことができるのか?という方法論じゃないでしょうか?織田さんと一緒に考えていけたらと思います。

    蛇足ですが、「帰化」について知人の元中国人に聞いたところ手続きには6枚の紙ペラを出しただけだそうで、情けないぐらい簡単だったと彼の弁でした。政治家の話は真に受けずに必ず裏を取る必要があると思いました。

  6. yuris22 より:

    s様

    コメントありがとうございます。このようにブログでしか物申せない私ですが、投げかけに対して反応を頂くのは実に嬉しいことです。

    信用できない人間を上手く使うには、彼らの欲を利用するという手段がありますね。俗にいう「大人になって」のスタンスなのでしょうが、心にくすぶる消化不良は否めません。正攻法を貫きたい青臭さでは、まだまだ土俵には上がれないようです。

    たまたま昨夜、映画『沈まぬ太陽』をテレビで見ましたが、「お国のため」という言葉を官僚・閣僚たちの利権を守るためと取るか、国民一人一人の幸福と安全を守るためと取るか、黒い現実に苛立ちを覚えました。時代は過ぎゆけど、いまの政治のあり方では、モラルよりもマネーの体質は抜けようがないでしょう。

    私たちは十把一絡げの家畜ではないのです。怒らずにいる我慢も限界で、エジプトの市民デモが他人事とは思えません。

  7. S より:

    まったく、まったく

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