逃げるに逃げられないゴルフ3

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私がピンチに陥ると、なぜか絶妙のタイミングで登場する助っ人がいる。今回は下手で悩んでいるゴルフ。昨日の夕方、七里ヶ浜ゴルフ場でボールを前に途方に暮れていたら、「何やってんの?」と久しぶりの電話が入った。銀座のビルオーナーで生粋の遊び人。オジサマの家はその練習場から見える位置にあり、敷地数千坪に1人暮らししている。困ったときの指南役として、このブログにも何回か登場した。
「待ってなさい。今から教えに行くから」と、シングルプレイヤーのお出ましだ。

七里ヶ浜ゴルフ場

8番アイアンで50Yの私を見て、オジサマは一言。「ボールは要らないよ。1振りで15円も捨てるなんて勿体ない。ゴルフ場に儲けさせてどうする!」(七里ヶ浜ゴルフ場は1カゴ550円で35球)。う~む、お金持ちは他人の財布に対してもシビアだ。
「きちんとしたグリップとアドレス。あとは素振りの練習だけでいいよ」と、連続100回の素振りからレッスンはスタートした。

人間は身体を前後に動かす筋肉は発達しているが、横に動かす筋肉は付いていない。しかも初心者の場合、1日経つとその筋肉は衰えて(身体が忘れて)しまうという。まずは毎日の素振りで筋肉を充分に付けてから、玉を打つようにすれば、軌道も正確になるというのが彼の持論である。

練習場に2時間いて、使ったボールは1カゴだけ。しかし最後にドライバーを試すと、これまでどんなに頑張っても100Yしか飛ばなかったのが、200Yにまで延びていた。ダフリが無くなって快音が響く。

「どうだ、俺の教えは確かだろう。練習場なんか勿体ないから、毎日家でクラブを振ってなさい。あとは絨毯の上でパターの練習。それを1年がんばれ」
恐れ入りましたと頭を下げる私に、「お礼は夕食でいいよ」と、茅ヶ崎のGARAでインドカレーを奢らされた。住宅地の中にある一軒家のレストラン。高くつきそうだとビビッていたら、2人でたらふく食べて5千円なのは、私の懐具合を考慮してくれたのだろう。

突然の助っ人のおかげで、灯りが見えてきたゴルフ。さあこれからテラスで素振り100回だ。ガーデンテーブルとチェアを端に寄せれば、窓に張り付く1匹のギャラリー(与六)の応援付き。ウォーキングにプラスして、筋トレも日課にせざるを得ない宿題を得た。

コメント

  1. 的は逗子の素浪人 より:

    いいですね、逃げれなくて。拙者は逃げてばっかです。

  2. yuris22 より:

    的は逗子の素浪人様

    逃げればすぐ楽になりますが、あとで後悔を引きずりますからね。心の健康のためにも、決めたことは成し遂げなくてはと思っています。

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