この夏の猛暑が影響して、野菜が高騰している。巻きの弱いレタスが1個400円では、おちおちサラダも作れない。そんな折に持つべきものは友だち。三浦半島で農業を営む友人が、どっさりと大根の葉を持ってきてくれた。
三浦大根は間引きの時期。一か所に2粒ずつ撒いた種から伸びた葉の、勢いの弱い方を抜くのだという。農作業を見て車を止めては「間引き菜を分けてくれませんか」と、缶ジュースと物々交換を願い出る人も多いそうで、この季節ならではの隠れ人気野菜なのが伺える。
青々とした葉をビニール袋から出して、さあてどうやって食べようかな。じゃこと一緒に胡麻油で炒めて、お醤油をたらり。炊き立てごはんに乗せて食べると、すぐに「お代わり!」と言いたくなる美味しさだ。もっと感動したのは、先に付いている小さな大根。泥を落としてヒゲを取り、かじってみるとピリッと辛い。まるで辛味大根みたいで、お酒の肴にぴったりである。
そして我が家のベランダでは、プランターに植えた足長ブロッコリと芽キャベツが元気に生育中。9月9日の日記「食糧危機に備える初めの一歩」に載せた写真と比べると、どれだけ大きくなったかが分かる。
「寄せて植えすぎだよ」と専門家に笑われたけれど、いいんです、実が生るのを見るだけでも嬉しいんだから。小さな種から実りの秋へ。太陽と土の恵みに感謝しながら、農耕民族を楽しむひとときである。
コメント
おいしそう!!
私も食べたいです。
秋は食べ物がおいしい季節でもありますものね。
先日、久々に盛岡まで「自然食バイキング」に行って来ました。
やっぱりおいしかったです。
野菜もおいしくお洒落に食べる時代ですよね?
その地方に名物があるように、その土地ならではの野菜のおいしい料理がありますよね。
marie様
自然食は心惹かれますね。
先日、ご近所の方から、おから煮をいただきました。干椎茸や人参が一緒に煮込んであって、素朴な味がとてもおいしかったです。