渋滞を避ける抜け道探し

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鎌倉の正月三が日交通規制が終わったとたん、マイカーたちがどっと湘南に押し寄せている。4日の午後3時過ぎに朝比奈峠を通ったら、県道204号線(金沢鎌倉線)の反対車線は、朝比奈インターから鎌倉八幡宮前までが繋がっていた。鎌倉市内に入っても、駐車場待ちに並んで、お参りをする頃にはすっかり日も暮れているだろうに、どうして他の道を走らないのだろう。

昨日は七里ヶ浜に用事があり、134号線に入ろうとしたら大渋滞。ラジオの交通情報は「鎌倉高校前を先頭に、下り線は3kmの渋滞」と告げている。ジモティだけが知っている裏道を抜けて、何とか約束の時刻に間に合った。

渋滞の先頭地点である鎌倉高校前のあたりは、どこよりも懐かしい。江ノ電の踏切を渡り、まっすぐ行けば実家、坂道を右に上がっていくと祖父母の家。どちらも売却してしまったが、私の人生の半分以上を過ごした場所であり、詳細な抜け道マップが頭に入っている。

鎌倉高校前の海
まだカーナビがなかった頃、私の父は裏道を発掘するのが大好きだった。そのために家族でどこへ出かけるにも、乗るのは軽自動車のスズキアルト。ガレージにはベンツも入っていたが、10年で走行距離3,000kmというお飾り状態であった。

「ホテルに行く時ぐらい、ベンツで行こうよ」という私の訴えは却下され、ケモノ道みたいな細い路地をアルトでちょこまか走る。ギアを頻繁に動かして、クラッチをつなぐ運転はせせこましいが、コマネズミが湘南の長い渋滞の先に出た時には、「車は実用性で選ぶものさ」と誇らしげだった。

それから長い年月。逗子で一人暮らしの身となった今、自分で選んだ車はMINI。友人には「そんな小さな車で大丈夫?」と聞かれるが、裏道ちょこまかの癖がいつのまにか身に付いてるのだから仕方がない。

今日はこれから横須賀へ向かう。エンジンをかけ、さあどのルートで行こうか。姿かたちは違っても、赤いアルトの運転席はMINIにそのまま引き継がれている。

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