二人三脚で登頂した富士山その1

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19-20日で富士山に登ってきた。家に帰った深夜はお風呂から出てすぐに爆睡し、昨日・今日と仕事が続いて、未だにリュックの荷物を片付ける暇がない。それでも両腕に残った日焼けの跡が、決して忘れられない経験を語ってくれている。

須走口から上った本7合目の山小屋「見晴館」からの景色は、年に数回あるかないかの快晴だった。遠くにランドマークタワーやスカイツリーまで確認できて、日が暮れると星座の間を人工衛星が飛んでいるのが見えた。

しかしここまで来るのにもうバテバテ。何故なら出発日も明け方まで仕事をしていて、眠い目をこすりながらまあ何とかなるだろうと富士山を甘く見ていたのが大誤算だった。新5合目を出発した時には快調だったのに、6合目あたりで息が苦しく、新7合目の手前で両ふくらはぎが吊るというアクシデントに見舞われたのだ。

須走口新5合目
6合目から新7合目
新7合目2
新7合目
アスリート軍団の仲間たちには先に行ってもらい、富士山登頂が124回目という地下足袋履きのおじいさんと運よく知り合った私は、ゆっくりゆっくり本7合目へ一緒に連れて行ってもらったのである。

本7合目まであと少し
登頂124回目の達人と
すっかり山小屋でくつろいでいる仲間たちと無事に合流。重いリュックを降ろしてカレーライスの夕食を終え、シャーベットカラーの夕映えに染まった雲を見おろしていると急に寒くなってきた。Tシャツの上に長袖シャツ、フリース、レインジャケットを着て、紺色の空に星が出てくるのをじっと待つ。雲が徐々に消えていくと町の灯りが幻想的に浮かび上がってきた。後ろを振り向くと稜線には8合目の山小屋の灯りがキラキラと光っている。

本7合目の夕暮れ
町の灯り
新8合目の灯り
やがて頭上には白鳥座、カシオペア座、北斗七星・・・、充分に星空を堪能した後、山小屋へ戻ると辛い試練が待っていた。1組の布団に2人で寝る山小屋は横にズラッとカイコ棚状態で、イビキ・寝言・歯ぎしりの大合唱。耳栓をしたって全く眠れないのだ。

2日連続で徹夜となったことに気を落とし、明け方にはご来光を待つために再び外へ。こんな状態で果たして登頂は叶うのか、続きはこちらをご覧ください。

コメント

  1. 泣かないで ラタトスクの騎士 より:

    アメトーーク!!で、富士山の印鑑がもらえるのは、本当ですか?水道橋博士の家族が温かった。後、インスタントコーヒーは、持たないでください。

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