今日もストレスたっぷりでパソコンに向かい、お盆休みどころではない。気分しのぎにペルセウス座流星群は？とベランダに出ると、湿った風が肌にベットリ張り付く熱帯夜。大雨を降らせる前線が南下して、星は一つも見えない夜空である。
構って貰えない与六は足に齧りついてくるし、友人にメールの返事を送れずにいるし、こんな8月は初めてだ・・って、前回のブログに書いた気がするなあ。
そしていよいよ週末に迫った富士登山に向け、夕方の1時間はトレッキングシューズの慣らし履きに費やす。出来るだけゴツゴツと荒れた道や階段を選んで歩いて、痛みなどの不具合がないかチェックしないと頂上までは辿りつけない。
汗でびっしょりになったTシャツが気持ち悪くて引き返そうかなと思ったとき、あるお宅のフェンスにぶら下がってる実に目をとめた。グリーンカーテンの瓜やゴーヤは見たことがあるがカボチャは初めて。畑の地べたに転がってるのではなく、宙ぶらりんのまま育っているミニカボチャだ。
どんなに太陽の恵みや肥料を貰おうとこれ以上は大きくならないだろうし、食べても美味しくはないだろう。でも私の目には「一人前になってやるぞ」と頑張っているように見えて愛おしかった。
この歳になろうと未だに小者な私もミニカボチャだ。家人に見つからないように不格好な実をそっと指で揺らして、しがみ付き具合にホッと安心。台風が来てもどうかツルから落ちないでね。生きていればきっと良いことがあるよ！なんて、シンデレラの魔法の馬車にだってなれるカボチャに声をかけ、同胞のエールを送った。
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