出会い系の次は投資情報詐欺メール

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また巧妙なスパムメールが届くようになった。今度は投資者を募る内容で、本当かどうか株式会社を名乗っている。

『知らなければ「損」をします。知っていれば「利益」を得る事が可能です。』『この事実を知らずに資産運用や金融取引を継続すれば「損」をしてしまいます。』といった件名で届く、認定投資保護相談センターからのメール。
『【NEW MARKET】で御座います。』の株式会社TKC代表取締役会長からのメール。
タイトルといい文面といい怪しさが似通っているので、ドメインのjpn-safetyservice.jpとnew-market.jpをWho isで調べてみたところ、予想通り登録者名は同一の株式会社TKCで昨年9月4日の登録だ。

ドメインに関して登録者情報は非公開に出来るので、実在する会社かどうか調べられないが、メールの@後半をブラウザに入力してみたら、代表の顔入りの驚くほど豪華な(?)ホームページが表示された。まるでピカピカに磨かれた○○組の紋章入りベンツみたいだ。
企業情報によると資本金1,000万円、競馬予想サイトを運営している会社らしいが、所在地は六本木にあるマンションの一室で、胡散臭いことこの上ない。「しがらみのない健全な業界を目指して」という企業理念まで提示しているが、使用しているフォント(字体)が堅気ではないことを匂わせる。まあ確かにいろんな面で「しがらみ」は欲しくないだろうな。コンプライアンスのページでは倫理を声高く謳っているが、よく読んでみたら株式会社TKCの意志を共有する倫理だというのに笑ってしまった。

検索すると既に競馬予想詐欺の被害情報が寄せられているらしく、JRAと国民生活センターから注意喚起が呼びかけられている。社員紹介のページに載っていたコンサルタントやエンジニアたちは実在するのかしないのか、もしか誰か単独でやっているサイトなのか、架空の情報を幾らでもアップできるWEBページこそ罠の温床として、早々に国の監視を入れるべき対象だと思う。

電話にかかってくる振り込め詐欺の被害は後を絶たないが、高齢者でもスマホを持つ時代になった今、悪質業者に対して先手先手に回る対策を練ってほしいと願うばかりだ。スパムメールにフィルタリングをかけながら、モグラ叩きの現状に苛立ちまくっているネット事情である。

コメント

  1. 的は逗子の素浪人 より:

    雨が降ろうが、雪が積もろうが、お天道様がすべてを春にする。
    そんなお天道様ですね。

    帰るところが暖かくて良かった。

  2. yuris22 より:

    的は逗子の素浪人様

    先ほど遅い夕食をとりながら、天気予報を見ていました。まだ寒波は残っていますが、来週からは少しずつ暖かくなるそうです。

    世間に悪徳ビジネスがはびこるのも、経済不況が続いて人の心が冷え切る激寒が続いたせいでしょう。経済にも気象にも、笑顔になる春がきますように。

  3. やまちゃん より:

    Yahoo!で『認定投資保護相談センター』を検索してきました。

    昨日、私にもメール来ました。
    TKCは、私の地元の宇都宮に本社がある経理関係の会社なので、ホムペのぞいたらお知らせに無関係と書いてありました。
    TKCじゃなかったら騙されてたかも…

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