e-Tax導入までのトライ&エラー

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迫り来る確定申告の提出期限。昨年は飲まず喰わずで一昼夜、領収証の整理から申告書の作成まで頑張った。しかし電卓を叩いて用紙にペンで記入する手順はあまりに原始的だ。今年こそはe-Taxを導入しようと、遅まきながら行動を起した。

国税庁のHPにアクセスすると手順が出ている。ふうん、最初は電子証明書の取得か。発行機関を比較したところ「公的個人認証サービス」が飛びぬけて安価だが、まずは住基カードを取得しなくてはならない。さっそく役所に交付手続きに行くと、書類に住所・氏名等を記入して提出後、家に確認用紙が郵送されるまで待てと言う。

えーっ、すぐ発行されないの?とがっかりして待つこと2日。書留で届いた用紙を持って、ネットに繋がる時間(11:30~13:00はダメ)にまた役所へ。住基カードと電子証明書の暗証番号を入力し、代金1000円を払って第一段階はクリアした。

第二段階はICカードリーダライタをゲットすること。私の住基カードは接触型ICカードなので、それに対応したリーダライタをAMAZONで注文して宅配便を待った。届くのにまた待つこと2日。

さあて必要なものは全て揃ったと、国税局のHPにアクセス。オンラインでe-Taxの開始届を提出し、利用者識別番号を取得したあと、ルート証明書、e-Taxソフト、併せて公的個人認証サービスのHPでJPKI利用者ソフトをダウンロード&インストールする。どれもマニュアルが説明不十分なので、適当に判断してe-Taxソフトの起動まで漕ぎつけた。

おっとその前にICカードリーダライタのドライバをインストールしなくちゃ。USB接続でセットアップが完了したのを確認後、期待の住基カードを差し込む。ランプが赤から緑の点滅に変わって大成功。JPKI利用者ソフトを起動して役所で登録した暗証番号を入力し、有効性確認も行った。しかし問題はそれからだった。

トラブルその1。
e-Taxソフトの初期登録で利用情報を入れるのだが、電子証明書登録の最終段階でICカードリーダライタを選択するとエラーになる。住所の入力が間違っているのかと何度トライしてもダメ。
もしかして!? パソコンを再起動すると難なく成功した。書いといてよ!

トラブルその2。
いよいよ申告・申請等の作成。グレーの画面で新規作成ボタンを押したものの、プルダウンメニューに税目が何も出てこない。試しにソフトを再起動してみた。ネットに接続してバージョンアップの確認が行われて、以下のメッセージが表示されるまでは毎回同じ。
「今年度分は最新の状態に更新済みです。過年度分、または税目を追加する場合は[追加インストール]を、e-Taxソフトを起動する場合は[OK]を押してください」

もしかして!? 追加インストールのボタンを押すと、折り畳み表示になった「共通」「申告」「申請」の追加項目一覧。+をクリックすると更に細かい項目が表示され、インストールしたいものにチェックを入れる仕様になっている。「共通」のプログラム・共通帳簿、「申告」の所得税(平成20年分)にチェックを入れてインストールボタンを押すと、何てことなく問題は全て解消した。書いといてよ!

さてさて、こんなに長い記事になったのは以下の理由であり、私の二の足を踏まないようにのアドバイスである(・・って皆さんは大丈夫よね)。
・国税庁e-TaxのHPは文字の羅列だらけで読むのに嫌気がさす。しかも導線が途切れ途切れで説明不足。
・費用から言って公的個人認証サービスを利用する人が圧倒的なのに、e-TaxのHPとの連携が取れていない。

どこのシステム会社が請け負ったのかは知らないが、もう少し判りやすい導入方法が載せられなかったものか。国税庁の皆さんはご自分のパソコンで試してみたのかな。税金を払ってくれる国民はあなた方の神様だって、知ってました?

コメント

  1. 素浪人 より:

    >税金を払ってくれる国民はあなた方の神様だって、知ってました?

    役人「いやいや、知らぬ存ぜぬ。はっははっは!」

    ほんま、役所どこも高飛車やね。アリバイが作りの無駄遣い。

  2. yuris22 より:

    素浪人様

    確定申告の期間、税務署の駐車場が閉鎖されています。しかも駅から歩くと15分かかる。せめて臨時駐車場を用意するぐらいのサービスが欲しいです。ねぎらいのコーヒー無料サービスとかもね!

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