吸わない・塗らないアンチエイジング

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芸能人はエステや整形で美を保っているはずと思っていた。しかしNHKの「家族に乾杯」に出演した夏木マリを見てビックリ。笑福亭鶴瓶と同じ年齢と言いながら、彼よりずっと老けてシワシワのおばあちゃんになっていたのである。63歳とはこんなものか、いや老けすぎだろう・・と、いつか自分も辿る道を考えれば未来がドヨーンと暗くなってしまった。

たぶん夏木マリはノーメイクでロケに臨んだと思う。鍛えまくった筋肉質なボディで、顎のたるみもないショートカットで、しかし顔だけが皺くちゃ。昭和歌謡の「絹の靴下」とは全く別人だ。その原因は何なんだろう、煙草皺?ドーランを塗り続けてきた職業病?

煙草が皮膚に及ぼす影響について。愛煙家の女性の顔には特有の「煙草皺」が現れる。最初は目尻に刻まれていたのが顔に広まり(特に額)、老人皺のごとく波のようにクッキリと刻まれる。二の腕はスリムだからとか、背筋はシャンとしてるからとか思っていても、顔のシワシワは誤魔化せない。マニキュアをした細い指で挟むシガレットは美しいかもしれないが、指先はヤニ臭くて黄ばんで、手の甲も老化している。

化粧品が肌と財布の敵であることについて。Facebookにしつこいほど出てくる基礎化粧品の広告は、ダイエット商品をしのぐほど胡散臭い。70%OFFってどれだけ売れてないかのDH×、ステマのコメントがわざとらしい草×木×、メーカーは忘れたが若い女性の顔にペンで皺を書き入れた写真。これらの企業が広告費に投じるコストを引き算したら製品原価は幾らなのか、クリックしてサンプルを手に入れるだけで個人情報がどれだけ拡散するのか、Facebookにダメネ!ボタンが欲しい。

大きなお世話と言われても、若さを保ちたければ煙草と化粧品は控えた方がいいと思う。極端な話、洗顔だって高級石鹸や洗顔フォームをやめて水道水でジャブジャブ洗うだけがベターだ。ずぼらな私は締切に追われているときは2日に1回の水洗顔だけれど、肌のきめが細かく色白になり、シミも皺も消えてきた。真冬でも突っ張らず乾燥せず、化粧水(貰い物で済ます)は1年に1本で事足りる。毎月数万円を高級基礎化粧品に投じていた一昔前より、格段に肌が若返った。

どうかご容赦を。鼻をつまんで避けたい煙草と化粧品の匂いに嫌悪感を感じるあまり、今夜は過激なブログになってしまった。ストレス要因が溢れまくっている世の中で、自分を癒してくれるモノを手放せないのはよく分かる。お酒をやめられない私だからこそ、せめても吸わない・塗らないで老化防止につとめているのは、「目くそ鼻くそを笑う」かもしれないけれど、健康と美容のために無駄遣いは要らないと思っている。

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