そして湘南七福神巡り2015

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生まれて初めての七福神巡り。1月7日に「鎌倉・江の島七福神巡り」を達成したあと、地元の逗子・葉山には「湘南七福神巡り」があることを知った。ネットで調べてみると御開帳は10日まで。今日で終わりだと気付いたのは午後1時過ぎで、慌てて昼食を食べ、部屋着にコートを羽織って飛び出した。

残り時間的にウォーキングは諦め、車で廻ることを決心。スマホで検索したおすすめルートを基に、まずカーナビに池子の東昌寺をインプットした。六浦の方に走って行くと右側にそれらしきお寺。でも山門には車止の立ち札があり、境内には入れそうにない。回りにタイムズもないし、仕方なく引き返して京急新逗子駅に車を置いて、電車に飛び乗った。

隣りの神武寺駅で降りて少し戻ると先ほど見た山門。なんと道を挟んで向かい側に檀家用の大駐車場があるではないか。大ボケにがっくりしながら気を取り直し、宝仙福禄寿尊のご朱印を戴く。

そのまま歩いて山越えをしようかと思ったが、絶対に無理だ。すぐに新逗子駅まで戻り、まずは徒歩で行ける延命寺へ。真言宗のこのお寺には実家にあったお位牌を預かって戴いているので、これまで何度もお参りに来ている。その永代供養堂の隣に厨子弁財天。本堂左側の寺務所でご朱印を戴いて、車を取りに戻った。

さあ今度こそ運転して廻ろう。次にインプットしたのは東逗子の光照寺。ここの七福神は福徳延命寿老人だ。本堂の写真を撮りながらしまった!と気づいたのは、前の二つ東昌寺と延命寺を撮り忘れていたこと。しかし先を急がねば間に合わないので、スマホで次のお寺を探す。

光照寺
福徳延命寿老人
春は桜の名所である逗葉高校の住宅街を抜け、次に目指すは羽山町長柄の仙光院。ところが檀家用駐車場に停めて気付いたのは、両側が墓地であり、下に見える本堂まで道が繋がっていないことだ。

仙光院の上
 
どうやって辿りつけばいいんだ・・と長柄交差点まで行き、斜めの道へ入るとなんと偶然にも長運寺を発見。山を背にした地味なお寺で、円満布袋尊のご朱印を戴いた縁側の寺務所では「よくお参りにいらっしゃいました」と挨拶された。ここで仙光院への道順を教えてもらい再チャレンジである。

長運寺
円満布袋尊
長柄毘沙門天の仙光院にはあっけないほど簡単に着き、山門手前の駐車場に車を置く。毘沙門天に繋がっているという鈴を鳴らし、境内の「ぽっくり観音」「ぼけ除観音」は横目で通り過ぎ、ご朱印を戴いた。この時点で午後4時12分。

仙光院駐車場
仙光院
長柄毘沙門天
七福神巡りのタイムトライアル、いったい何回Uターンをしたことか、次は葉山町一色でかなり離れている。134号線をひた走り、玉蔵院に駆け込んで恵比寿天に拝観。ちゃんとご朱印も戴いたが、慌てふためいているので境内の写真を撮ることを忘れてしまった。

さあて残すは逗子市桜山の宗泰寺。田越橋からの抜け道で横を通った記憶があるため、カーナビ要らずで到着したのが午後4時45分である。ところが境内の駐車場に入るのには躊躇する出来事が・・。なんと6時からお通夜が始まるらしく、喪服姿の方々が準備を始め、本堂前には御霊燈の提灯が下がっている。どうしたものか、でもここで諦めてなるものかと寺務所の呼び鈴を押した。

宗泰寺
ご住職は筆書きを快く引き受けて、「どうぞどうぞ」と福徳大黒尊天への拝観を勧めて下さる。靴を脱いで廊下を通り本堂に入ると、葬儀の御祭壇の右側に福徳大黒尊天の像。無事に辿りつけたことを感謝して、ご朱印帳を胸に抱き車に戻った。

福徳大黒尊天
玉蔵院と宗奏寺のご朱印
せっかくなので写真を撮り忘れた延命寺東昌寺に戻ってカメラに納めたが、もう真っ暗なので葉山町一色の玉蔵院は再訪を諦めた。次回は早くから計画を立て、ドロナワ式七福神巡りはやめようと心に誓ったのは言うまでもない。

延命寺
厨子弁財天
東昌寺
翌日、リビングルームでご朱印帳を広げて感慨に耽っていると、与六がテーブルに飛び乗ってきた。新しいもの、ご主人様が大切にしているものには必ずチョッカイを出す猫である。墨の香りが気に入ったらしく頭をこすりつけ、寝転んでページを手でめくり、最後は尻尾を載せて大あくびした。神様ごめんなさい。大胆不敵なこの家族にも、どうか御利益がありますように(本マグロがテンコ盛りになった夢を見るとか)。

与六1
与六2

残すは三浦七福神巡りだが、参拝期間は15日まで。ご朱印帳の残りの白いページを眺めながら、急いてはことを仕損じるだ。来年の楽しみに取っておこうかなと考えている。

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